[文豪ロルカが通った旧メトロポリターノ]
ラファエルとの深い絆を通じて、詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカ自身もアトレティコ・マドリードに対して強い親近感を抱くようになりました。1931年に雑誌『Miradero』の取材に応じたロルカは、『試合を観戦するときは、プレーのふとした事故や瞬間で一方のチームに惹かれるものだ。その場で一瞬にして心を奪われたチームが勝つことを願って応援している』と語り、スタジアムの熱気に魅了されていたことを明かしています。
ロルカは実際に旧メトロポリターノ・スタジアムへ足を運び、レーシング・サンタンデール会長だった友人コシオや選手マルセリーノ・ガラタスとの縁を通じて、スペイン代表対チェコスロバキア代表の試合などを観戦していました。アトレティコが1928年に地域選手権を制した際の祝勝会には詩人ラファエル・アルベルティが出席していたほか、ロルカがマドリードで最後に撮影された写真には、アトレティコ(当時のアトレティック・クラブ・デ・マドリード)の女子ホッケーチームで活躍したロサリオ・ベルガミンが写っているなど、クラブと当時の文壇・文化人たちとの密接な繋がりが証明されています。
とりわけ象徴的な遺品として、1936年4月19日に行われ、チャチョのPK失敗により2-3で敗れてアトレティコの降格が確定してしまったセビージャ戦の観戦チケットの裏面に『フェデリコへ』と書き残されたメモが存在します。内戦で命を落としたラファエル(ロルカの死からちょうど1年後の1937年8月18日にサンタンデール空爆で死亡)とロルカの友情、アンドアトレティコの歴史が鮮やかに残されています。 (via MARCA)
【本日の総括】
イ・ガンインが加入わずか2ヶ月でサポーターの心を完全に掴み、9月月間MVPを受賞して個人賞4冠を達成するなど目覚ましい活躍を見せています。また、かつてチームを率いた怪物FWヴィエリの爆笑秘話や、話題の映画に結びつく100年前のクラブと文豪ロルカの歴史的絆など、ピッチの上でも外でもアトレティコ・マドリードの魅力が詰まった話題が満載の一日となりました。