新ユニフォームを巡る政治的論争とファンの爆買い現象
👕アスレティック・ビルバオが来シーズン(2026-27シーズン)に向けて発表した新ユニフォームが、思わぬ形で政治的な大論争を巻き起こしています。英ブランドのCastore(カストーレ)がデザインしたこの新ユニフォームは、背中の首元にエウスカル・エリア(バスク国)の地図とイクリニャ(バスク旗)が描かれています。クラブはこれを「バスクの7つの県」を象徴するものとしていますが、この地図にナバラ州やブルゴスの一部、カンタブリア、フランス南部が含まれていることから、保守系政党が猛反発しています。
特にナバラ住民連合(UPN)のクリスティナ・イバロラ氏は、スペインサッカー連盟(RFEF)のラファエル・ロウサン会長、アスレティックのジョン・ウリアルテ会長、ナバラ州のマリア・チビテ首相宛てに抗議の書簡を送付しました。『この地図は政治的、アイデンティティ的、制度的に物議を醸すメッセージを含んでおり、ナバラの現実を無視し、相対化するものだ。スポーツを通じた我々の土地の象徴的流用は容認できない』と激しく非難。アスレティックに対して即時撤回と公式な謝罪を要求し、応じない場合はIFAB(国際サッカー評議会)のルール4.5(政治的メッセージの禁止)に違反するとして、法廷に持ち込むと脅しをかけています。
さらに、国民党(PP)のナバラ代表ハビエル・ガルシア氏も『フットボールを政治の道具やイデオロギーの拡声器として使うことは非常に危険な一線を越えている』と批判し、VoxもLaLigaとスポーツ上級委員会(CSD)に対して、このユニフォームの使用を禁止するよう介入を求めました。
これに対し、ナバラ州政府のハビエル・レミレス第一副首相は『アスレティックのユニフォームは、ナバラの公式なシンボルを侵害したり悪用したりしているわけではない。民間団体が非公式なシンボルを使用することについて、州政府が立場を表明する権限はない』と冷静な見解を示し、法的な問題はないと一蹴しました。
興味深いことに、この政治家たちの過剰な介入が引き金となり、アスレティックファンの間では反発心から新ユニフォームの「爆買い」現象が発生しています。実店舗やオンラインストアには注文が殺到しており、最高の宣伝効果を生み出す皮肉な結果となっています。この新ユニフォームは、今週末に行われるサンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦(カルバハルの退団試合でもあります)でいち早く着用される予定です。
(via SPORT)
(via ElDesmarque)