レアル・ソシエダB(サンセ)がカステジョンとの開幕戦で0-1の黒星発進
ラ・リーガ・ハイパモーション(2部リーグ)の待望の新シーズンがいよいよ開幕を迎えました。ヨン・アンソテギ監督率いるレアル・ソシエダB(サンセ)は、本拠地ズビエタ(Zubieta)に強豪カステジョンを迎えましたが、不運な展開が重なり0-1での手痛い黒星スタートとなりました。
サンセは開幕戦を迎えるにあたり、極めて過酷な主力不足の試練を突きつけられていました。本日午後にロンドンで行われるトップチームのチェルシー戦に向けた大抜擢プログラムの一回として、ベイティア、ルバルビエ、マルシャル、そしてチームの心臓であるオチエンの若き主力5名がマタラッツォ監督によって直接ファーストチームの遠征メンバーへと引き抜かれてしまったためです。
アンソテギ監督は、この極めて大幅に弱体化したスクランブル体制の中で、本日午後までトップチームの全体練習に参加していたイバイ・アギーレとゴルカ・カレラの2人を急遽ピッチに立たせる決断を下しました。試合で最も目覚ましい輝きを放ったのは、カンテラ出身の若き攻撃的ミッドフィールダー、ダニ・ディアス(Dani Díaz)でした。
しかし試合は開始わずか6分、カステジョンのエース、カマラに正確な低いクロスを合わされて0-1と先制を許す苦しい立ち上がりとなります。サンセは失点後、得意のポゼッションと素早い desmarque (マークを外す動き)を駆使して反撃を開始。前半、アゴテのセンタリングからカレラが美しいシュートを決めて同点に追いついたかに見えましたが、パスの起点となったガロが極めて僅かながらオフサイドポジションにいたため、無情にもゴールは取り消されました。
後半もサンセの不運は続きます。後半73分、交代出場したマリエスクレナの鋭い突破から、アゴテの完璧なスルーパスを再びゴルカ・カレラが流し込んでネットを揺らしました。しかし、今度はカレラ自身の膝(ひざ)のポジションがミリ単位で相手ディフェンダーより前に出ていたとして、またしても非情なオフサイド判定によりゴールが無効化されました。試合終了間際にも、アスティアサランのラストパスからカレラが決定的な同点機を迎えましたが、相手GKマティスの神がかり的なセーブに防がれ、そのまま0-1でタイムアップ。不運な判定に泣かされ、内容ではカステジョンと互角以上に渡り合いながらも、開幕戦を勝ち点で飾ることはできませんでした。
この試合のサンセのスタメンは、GK Fraga、DF Kita、Garro、Calderon、Gorosabel、MF Carbonell、Aguirre、Díaz、Carrera、Astiazarán、Agoteという並びでした。途中でMariezkurrena、Eceizabarrena、Balda、Soroeta、Orobengoaがピッチに送り出されました。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
レアル・ソシエダは、プレシーズン最後の大きなテストマッチとなるチェルシー戦に向けて、精神的支柱オヤルサバルの復帰や日本代表・久保建英の招集という最高の熱気に包まれています。
しかしその一方で、移籍市場においては、マルセイユと合意完了していたアゲルドの獲得が直前のメディカル不合格や不仲説の噂によって破談となる大誤算が発生。エリック・ブレトスSDは急ピッチでクレイチらの代替獲得交渉を進め、左サイドバックの飽和に伴うハビ・ロペスのフェイエノールトへのローン移籍合意など、急激なスカッド整備を余儀なくされています。
Bチームのサンセが主力の引き抜きによる弱体化とミリ単位のオフサイド判定に泣いて開幕戦を0-1の黒星で落とすなど、21日のベティスとのリーグ開幕戦を目前にして、ピッチ内外で極めて目まぐるしく緊迫した試練が続いています。