緊迫のVARやり取り公開!ヘタフェ戦の決勝PK獲得時に繰り広げられた主審とベンチの怒号と混乱の舞台裏

ヘタフェ戦での勝利を決定づけたペナルティキックの判定シーンにおいて、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のレビュー中にピッチ脇で発生していた緊迫した音声記録が明らかになりました。

コーナーキックの場面で、当初ジョン・アンデル・ゴンサレス主審はファウルを流していましたが、VARのルベン・アバロス氏から『ジョン、PKの可能性があるからレビューを推奨する。画面の前に来たら教えてくれ』と呼びかけられ、オンフィールドレビューに臨みました。主審が『わかった、今行く』と答えてモニターに近づくと、判定に納得のいかない両チームのベンチメンバーが詰め寄り、騒然とした雰囲気になりました。

これに対し、ゴンサレス主審はベンチを落ち着かせるために何度も大声で『全員座れ!座れ!座るんだ!いや、座れ、座れ!お前も座れ、お前も座るんだ!』と叫ぶ事態に発展。第4審判のホセ・ダビド・マルティネス氏も『背後だ、ジョン。背後だ』と主審をサポートし、さらにベンチのすぐ近くにいた副審のフディト・ロマノ・ガルシア氏がベンチの面々に対して『待って、お願いだから行儀よくして。彼は映像を見て仕事をしているんだから』と強く警告して制止しました。

主審が再び『よし、座れ、座れ。おいおい、ここには水はないぞ。座れ、座れ。頼むから座ってくれ』とベンチ周辺の騒動を沈めた後、ようやくVAR室から決定的な映像が提供されました。この異様な興奮状態にもかかわらず、主審は不思議なことにどちらのベンチのスタッフや選手に対しても、イエローカードなどの警告を与えることはありませんでした。(via Mundo Deportivo)

判定の真実!ブディミルではなくキケ・バルハへのファウルがPKの引き金だった

この試合唯一のゴールとなったペナルティキックですが、これまでの報道とは異なる真実がVARの音声から浮上しました。朝の配信ではエースのブディミルが自ら獲得したPKとされていましたが、公開された会話によると、実際はキケ・バルハがファウルを受けたものでした。

コーナーキックの際、キケ・バルハがシュートを放とうとしたところを、ヘタフェの背番号2番であるジェネに背後から執拗にユニフォームを引っ張られていました。VARの映像を確認したアバロス氏は主審に対し、『オサスナの選手がヘタフェの2番に対して完全にポジションで勝っています。そして2番の選手は、ボールに関与する選択肢がないまま、背後から相手のユニフォームを明らかに引っ張っています』と状況を克明に説明しました。

ゴンサレス主審は状況をより正確に把握するため、『キックを入れようとする直前のシーンを、ほんの少し前で見せてくれ。引っ張っているのは見えた。8番によるチャージは、その後の引っ張り行為とは関係がない。ボールはしっかりとあのエリアに向かっている。PKを宣告し、イエローカードを提示する。ファウルをしたのはジェネだよね?』とVAR側に問いかけ、確認を得た上でジェネの反則を確定させました。

このレビューによって、それまで完璧な守備を見せていたヘタフェのゴールをこじ開ける値千金の決勝PKが宣告され、オサスナに貴重なホーム初勝利をもたらすことになりました。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

ヘタフェ戦の決勝PKを巡るVAR音声が公開され、緊迫した現場のやり取りと、判定の真の主役がキケ・バルハであったという新事実が判明しました。