難敵ヘタフェを撃破!ブディミルの値千金PKで今季初のホーム白星を飾り開幕3戦無敗の好発進
ラ・リーガEAスポーツ第3節のヘタフェ戦がエル・サダールで行われ、オサスナが1対0で接戦を制しました。
試合は立ち上がりから両チームが高い強度と守備の秩序を保ち、バイタルエリアでほとんどスペースを与えない非常にタイトな攻防が続きました。前半はお互いに決定的なチャンスを作れず膠着状態のまま終わるかと思われましたが、前半終了間際に試合が動きます。コーナーキックの場面で、ヘタフェのディフェンダーであるジェネがオサスナのエース、アンテ・ブディミルをペナルティエリア内で抱え込むようにして引っ張りました。主審は当初プレーを流したものの、VARの介入によるオンフィールドレビューを経てPKを宣告。これをブディミル自身が決めて先制に成功しました。
後半、ヘタフェは交代策を交えて攻勢を強め、53分にはエネス・ウナルがネットを揺らして同点に追いつかれたかに見えましたが、これはオフサイド判定によりノーゴール。その後は守護神セルジオ・ヘレーラを中心とするオサスナ守備陣がヘタフェの激しい肉弾戦とロングボールの猛攻に耐え抜き、完封勝利を収めました。
オサスナはこれで開幕3試合を戦い、2勝1分の勝ち点7を獲得。サポーターの前で4月26日のセビージャ戦以来となるホームでの勝利をプレゼントし、過酷な3連戦を無敗で乗り切って暫定5位に浮上する素晴らしいスタートを切っています。(via MARCA)
自作自演のエース!自ら得たPKを冷静に沈めヘタフェ守護神の鉄壁記録を破ったブディミル
この試合の最大の主人公は、前節セルタ戦に続きPKを成功させたクロアチア人FWアンテ・ブディミルでした。
自らエリア内でファウルを誘発してPKをもぎ取り、それを冷静にゴールへと流し込む自作自演の活躍で、試合を決める唯一の得点を挙げました。相手キーパーのデビッド・ソリアは、それまで直近のPK4本のうち3本をセーブし、1本を枠外に外させるという驚異的なPK阻止記録を持っていましたが、ブディミルは完璧にその裏をかいて冷静に先制点をもたらしました。
試合後、ブディミルは満足感をにじませながらこのように語りました。
『ヘタフェが非常に手強く、どのチームに対しても苦境に陥れてくることは分かっていました。しかし、私たちはチーム全員で凄まじい努力を払い、この勝利を勝ち取りました。開幕3試合で勝ち点7を獲得できたことは、私たちのチームと所属する選手たちの実力について多くを証明しています』
また、短期間で複数の監督が交代する中でラミス新監督のもとで戦っていることについても言及しました。
『少し過去を振り返れば、私たちはハコバ前監督とシーズンを終えてから、短い間に4人目の監督を迎えることになりました。しかし私たちはどの指揮官に対しても、常に挑戦し全力を尽くします。それこそが私たちのコミットメントです。今は新しい監督と一緒に働けてとても嬉しいですし、彼の求めるプランを日々深く理解できている実感があります。また、私のゴールはチーム全員のハードワークがあってこそのものです。前のプレーが存在しなければ私のゴールも生まれません。チームは非常に良い状態にあります』(via Mundo Deportivo)
オサスナで通算300試合出場!クラブの象徴ルベン・ガルシアが本拠地で偉大な節目を達成
キックオフ前のエル・サダールのピッチで、オサスナのサポーターやクラブにとって特別なセレモニーが行われました。
チームの主力であり精神的支柱でもあるルベン・ガルシアが、このヘタフェ戦でオサスナでの通算300試合出場という偉大なマイルストーンを達成。スタジアム全体から大歓声と祝福を浴び、記念のオマージュが贈られました。
ルベン・ガルシアはこの記念すべき一戦で先発メンバーとしてピッチに立ち、前線からの守備と攻撃の組み立てに貢献。後半開始時に退くまで熱いプレーを見せ、メモリアルゲームを自らの勝利で飾る最高の1日となりました。(via MARCA)
チームの魂と知性を絶賛!厳しい3連戦を勝ち点7で締めくくったラミス監督の戦術プラン
わずか8日間で3試合を戦い抜く過酷なスケジュールを2勝1分で乗り切ったルイス・ミゲル・ラミス監督は、試合後の会見で選手たちへの賛辞を惜しみませんでした。
監督は、ヘタフェの強固なフィジカルとロングボールを用いた攻撃に対して、チームがピッチ内で見せたゲームインテリジェンスを強調しました。
『何よりも重要なのは、チームが私たちの意図している戦術を理解し、ピッチの上でそれをとてもよく解釈して実行してくれていることです。今回の結果は、選手たちの継続的な努力と、何事も良くしていこうという強い意志が報われたものです。今日の試合は、戦う姿勢や強い意志をチームに吹き込むことが鍵であり、それはスタンドのサポーターからも強く感じ取ることができました。チームには上を目指す意志があり、魂があり、個性があり、集団として非常に賢いです』
戦術的なアプローチについては、相手の強みを消すための決断だったと振り返っています。
『相手はロングボールを多用してセカンドボールを回収し、前線へ素早く供給してくる戦術を得意としていました。そのため、前線から無理にプレッシングを仕掛けるのは無意味だと判断しました。不用意に飛び出せば、結果として自陣へ退却させられるだけだからです。前半はよりボールを保持して試合をコントロールすることを目指しましたが、後半は過密日程の疲労もあり、守備を固めてカウンターを狙う必要がありました。体が最高のパフォーマンスを発揮できない時や、エネルギーが限界に達している時は、自陣にブロックを作って団結し、相手に困難を突きつけるのが最善の選択です』
また、3試合でわずか1失点という驚異的な堅守についても、進むべき正しい方向性であると太鼓判を押しました。
『失点するにしても、それは相手の素晴らしい崩しによるものであるべきで、私たちの組織的なエラーから失点するようなことがあってはなりません。ただ、開幕3試合で勝ち点7を獲得したからといって、この段階で急いで結論を出す必要はありません。常に地に足をつけなければなりません。もし私たちが月へ旅行に行く(大きな夢を見る)必要があるとしても、それは最終節の第38節の話です。今の第3節の時点でそんな大それたことを考えるつもりはありません』(via Mundo Deportivo)
勝利の代償に暗雲!エランドが負傷で担架搬送、オロスもハムストリングに違和感
ホームでの劇的な勝利と勝ち点3獲得に沸くオサスナですが、同時にチームの主力2名に負傷の懸念が発生するという代償を払うことになりました。
前半、空中戦で相手のエネス・ウナルと激しく接触したセンターバックのホルヘ・エランドが負傷。ピッチに倒れ込んだエランドは自力で歩くことができず、担架で運ばれて無念の途中交代となりました。また、後半には攻撃を牽引するアイマル・オロスもベンチに下がりましたが、こちらも足を痛めた様子を見せていました。
ラミス監督は試合後、2人の状態について説明を行いました。
『エランドは内転筋に筋肉系のトラブルを抱えており、オロスはハムストリングに違和感を訴えています。エランドの怪我の方がアイマルよりも深刻に見えますが、正確な負傷の程度や離脱期間を特定するためには、今後の医療検査の結果を待たなければなりません。しかし、私はこのスクワッドの全員を信頼しています。もし誰かが離脱することになっても、他のメンバーがその穴を埋めるためにピッチに現れてくれるはずです』(via Mundo Deportivo)
スクランブルで電撃デビュー!新加入ボヨモが急遽の出場で見せた堅実なディフェンス
前半、ホルヘ・エランドが不慮の負傷に見舞われたことで、緊急出場のスクランブル体制でピッチに送り込まれたのが、新加入のセンターバックであるエンソ・ボヨモでした。
事前の準備期間が短い中での予期せぬデビューとなりましたが、ボヨモはすぐに試合のリズムに適応し、高い守備パフォーマンスを披露しました。後半には、ヘタフェのウナルがエリア内でボールをキープしようとする場面でも、素早い寄せからボールをクリーンに奪取するなど、要所で頼もしい対人能力を発揮。急な交代劇でありながら守備の決壊を許さず、チームのクリーンシートでの勝利に大きく貢献しました。エランドの負傷状況が心配される中、この新戦力の躍動はオサスナ守備陣にとって非常に大きな救いとなっています。(via MARCA)
移籍市場最終盤への展望!さらなる新戦力獲得の可能性を示唆したラミス監督
移籍市場の閉幕が数日後に迫る中、会見に臨んだラミス監督はチーム編成の最終盤の見通しについても語りました。
監督は、移籍市場が閉じるギリギリまで新戦力補強のチャンスを狙っていることを認めています。
『まだここから何名かの補強、新メンバーの加入はあると信じています。一方で、現在の主力の放出については想定していません。ただ、移籍市場の最終日付近は常に何が起こるか予測がつきにくく、予期せぬ動きが発生する可能性もあります。状況を最後まで注意深く見極めていきたいです』(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
過酷な3連戦を2勝1分の勝ち点7、暫定5位という出来過ぎなほどの好成績で完遂。エース・ブディミルの勝負強さと、ラミス監督が授けた知的で献身的なディフェンスが実を結び、エル・サダールに歓喜をもたらした。一方で、エランドの負傷離脱の懸念という痛手も。移籍市場最終盤の動向を含め、新指揮官がどのようにスクワッドをやり繰りしていくかに注目が集まる。
