エデル・アジェール 股関節の手術成功も約4ヶ月の長期離脱へ
FCバルセロナの下部組織に所属するスペイン・レオン出身の19歳のゴールキーパー、エデル・アジェールが、右股関節の手術を受けて約4ヶ月間にわたり戦線を離脱することが決定した。育成年代最高峰の才能と目されながらも持病の痛みに苦しんできた若き守護神にとって、この決断は今後のキャリアを大きく左右する重要な転換点となる。
アジェールは今シーズン開幕直後、トップチームを率いるハンジ・フリック監督からその高いポテンシャルを認められ、ラ・リーガの開幕戦であるエルチェ戦を皮切りに、続くアトレティック・クラブ戦、ラヨ・バジェカーノ戦の計3試合で立て続けにトップチームのベンチメンバーに抜擢されていた。さらに、ジュリアーノ・ベレッティ監督が指揮を執るBチームのバルサ・アトレティックでも、開幕節のナハラ戦でベンチ入りを果たし、9月10日に行われたUEFAユースリーグのフェイエノールト戦では先発の座を射止めている。
しかし、そのフェイエノールト戦でも前半終了とともにジェラール・サラとの交代を余儀なくされるなど、8月末から抱えていた右股関節の不調は限界に達していた。それ以降はトップチームやBチーム、ジュベニールのいずれの招集リストからも名前が消え、患部の経過観察が続いていたものの、最終的に手術台へ送る決断が下された。金曜午前にバルセロナ病院にて、クラブ医療サービスに所属するファビアン・ウラーサ医師とマルク・アギラール医師の執刀のもと、右股関節の関節唇および軟骨の損傷箇所に対する関節鏡手術が無事に実施された。
クラブが発表した医療プレスリリースによれば、推定される回復期間はおよそ4ヶ月とされており、実質的に今シーズンの前半戦を棒に振る格好となった。本来のクラブ構想では、今シーズンを通じてサバデル出身の18歳、イケル・ロドリゲスとアジェールの2人が、バルサ・アトレティックのゴールマウスを定期的に交代しながら守り抜く計画が描かれていた。プレシーズンにトップチームで鮮烈な印象を残したロドリゲスだが、ジョアン・ガルシアのバックアップとしてヴォイチェフ・シュチェスニーやドミニク・リヴァコヴィッチという強力な壁が存在したため、トップチーム昇格は見送られた経緯がある。
アジェールの離脱に伴い、バルサ・アトレティックではロドリゲスがすべての試合でフル出場を続け、控えゴールキーパーにはマックス・ボンフィルが座る構図が定着している。長期間にわたるリハビリ期間は成長の途上にある若者にとって大きな試練となるが、慢性的な関節の障害を根本から解決できたことは、将来的な飛躍に向けた必要なステップと言える。つまり今回の手術は、彼が完全な万全の状態で再びトップチームの門を叩くための助走期間を意味している。(via SPORT)
