【左SB補強の深層

今夏の移籍市場閉幕が1週間に迫る中、ラージョの左サイドバック補強が最終局面を迎えています。この動きの背景には、昨季左サイドを支えたペップ・チャバリアが電撃的にチェルシーへ移籍したことで、補強が絶対的な急務となった事情があります。(via Mundo Deportivo)

クラブは当初、かつてバジェカスで躍動したアレックス・モレノを電撃復帰させることを第一希望として動いていましたが、この交渉が破談。そこで、セビージャのルイス・ガルシア・プラサ監督の下で構想外となっていたアドリア・ペドロサの獲得に向けて急速に舵を切りました。(via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

ペドロサを巡っては、モヒカをヘタフェに放出したマジョルカも獲得を狙っていました。セビージャ側が「完全移籍」または「年俸の全額か大部分を負担するレンタル」を要求したのに対し、マジョルカは合意できず、最終的にマジョルカがアルベルト・モレノを公式に獲得したことで、ペドロサのマジョルカ移籍は消滅。これにより、ラ・リーガ1部でのプレーを熱望するペドロサにとって、再度アプローチを強めたラージョが唯一無二の受け皿となりました。ジャーナリストのマッテオ・モレット氏によれば、数時間以内にも移籍へのゴーサインが出る見込みです。(via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

セビージャにとっても、この取引は財務上きわめて重要です。現在セビージャの左サイドバックにはチリ代表のガブリエル・スアソが定着しており、さらにアトレティコ・マドリードから獲得した若手のフリオ・ディアスや、オソなどが控えており、ペドロサの居場所はありません。かつて名SDモンチがアストン・ヴィラへ去る直前にフリーで獲得したペドロサは、現在のチームで高額な年俸を受け取っており、セビージャは彼の放出によってこの給与負担を削減したいという強い意向を持っています。(via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

エスパニョールからセビージャに加入したペドロサは、通算75試合3ゴール5アシストを記録し、昨季レンタルされたエルチェでは30試合1ゴール2アシストをマーク。確かな実績を持つ実力者がチャバリアの穴を埋める準備を進めています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

チャバリアの電撃退団という大きな痛手を負ったものの、実力派ペドロサ獲得が目前に迫り、さらにベティスから将来有望なMFブアレを「実質コストゼロ」に近い有利な条件で引き抜くなど、移籍市場最終盤のラージョは非常に素早く、かつ戦略的に動いています。中盤と左サイドの弱点を確実に埋め、新戦力たちがチームの起爆剤となるか注目です。