リカル・ペレス 15歳の左利きウイングが国際舞台でゴールを量産

アゼルバイジャンで開催中のFIFA U-15ワールドカップにて、15歳のスペイン人左サイドウイング、リカル・ペレスが驚異的な得点力を発揮している。バレンシアCFの下部組織に所属する逸材は、代表の10番として開幕から3試合で5ゴールを記録した。その圧倒的なパフォーマンスでチームを牽引しており、世界中のスカウトから注目を浴びる存在だ。

地元のマッサナッサのアレビンチームでプレーしていたリカル・ペレスは、バレンシアのスカウト陣に見出されてアカデミアVCFに加入した純粋な生え抜きだ。本来は左サイドを主戦場とする純粋な左利きのウイングであり、爆発的な加減速と圧倒的な縦への突破力を武器に、一対一の局面で相手守備陣をことごとく切り裂いてきた。

バクーで開催中の今大会は、フットボール8形式で20分ハーフという特殊ルールだが、リカル・ペレスはこのピッチサイズを完璧に活かしている。初戦のチリ戦(4-2勝利)では途中出場からいきなり1ゴールを決め、続くコンゴ戦(4-2勝利)でも圧巻の2ゴールを記録した。さらに第3戦のタジキスタン戦(6-1勝利)で2ゴールを積み重ねるという、驚異的な得点量だ。

第4戦のバルバドス戦(7-0勝利)では温存のため途中出場となり無得点に終わった。しかし、わずか3試合の先発級出場で5ゴールという数字は、大会全体の最多得点者として群を抜いている。さらに、スピードとテクニックに加え、ゴール前での落ち着きと正確なシュート技術を兼ね備えている点が、従来のサイドアタッカーと一線を画す要素だ。

さらにダビド・ゴルド監督率いる代表チームでは、ユリアン・モスケラがタジキスタン戦でゴールを記録した。彼はバレンシアのフベニールBに所属し、アーセナルで活躍するクリスティアン・モスケラの弟であるセンターバックだ。バレンシア育ちの2人の若手が国際大会で強い存在感を示しており、パテルナ練習場の育成システムの優秀さを改めて証明する形となった。

スペイン代表は1次リーグ4連勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めており、リカル・ペレスのさらなる活躍に期待がかかる。バレンシア経営陣にとっては、他クラブからの強奪を防ぐためにプロ契約を含む囲い込みを早急に進めることが今後の命題となる。つまり、パテルナから再び世界基準の攻撃的才能が生まれつつあることを、この若きウイングの躍動が証明している。(via Superdeporte)