ムーサ・トラオレ 18歳の大型MFが2030年までの長期延長に合意
ビジャレアルCFに所属する18歳のミッドフィルダー、ムーサ・トラオレが、クラブとの契約を2030年6月まで延長することで合意した。下部組織で目覚ましい成長を遂げる大型MFの引き留めに成功したことは、クラブが推し進める若手主体の長期プロジェクトの強固さを示すものとして評価されている。
2008年4月4日にマジョルカで生まれたムーサ・トラオレ・カマラは、高いフィジカル能力と豊富な運動量を武器とするミッドフィルダーだ。長年ビジャレアルの育成組織で磨かれてきた彼は、今季からデビッド・アルベルダ監督が率いるビジャレアルB(1 RFEF)に正式に引き上げられた。元名MFであるアルベルダ監督のもとでプロの強度に順応しており、セカンドチームでの定位置確保に向けてアピールを続けている。
さらにアダマ・トラオレは、元名ゴールキーパーのペペ・レイナ監督が指揮を執るUEFAユースリーグのメンバーにも選出されている。初戦となったボルシア・ドルトムント戦では60分間ピッチに立ち、チームの3-2の勝利に大きく貢献した。国際舞台んでも通用するスケールの大きさを実証したことが、今回のスピード延長交渉へとつながった形だ。
この契約延長の背景には、若き才能を他クラブの強奪から守るクラブの明確な戦略が存在する。SPORT紙の報道によれば、ビジャレアルは前日に21歳のウイングであるニザール・エル・フミリとの契約を2030年まで延長したばかりだった。さらに夏には2008年生まれの才能カルロス・マシアと2031年まで、アラサン・ジャタと2030年まで、シェイク・ティアムと2031年までの長期間で契約を結び直している。一方、Mundo Deportivo紙はアルベルダ体制下での順調なステップアップを中心に簡潔に伝えている。
ダニ・ブデスカを2031年まで延長させた上でコルドバCFへ、ウゴ・ロペスをFCアンドラへ期限付き移籍させて武者修行を行わせるなど、ビジャレアルの育成プログラムは極めて緻密に組まれている。ホセリロ・ガイタンら次世代の芽も順調に育っており、アダマ・トラオレもまた、セカンドチームと欧州の舞台で経験を積みながらトップチーム昇格を見据える。つまり、他クラブへの流出を防ぎながら着実に下部組織からトップチームへと一本の軸を通すことが、ビジャレアルの強さを支える戦略の根幹となっている。(via SPORT / Mundo Deportivo)