【今回のラインナップ】
✅ デポルティボ・ラ・コルーニャ アウェイでカディスを撃破し自動昇格圏の2位へ浮上
✅ カディスCF 悪夢のホーム9連敗、18試合未勝利で3部降格の危機に直面
✅ UDラス・パルマス 1部昇格へ向け大応援団がアンドラへ集結、主将ビエラは欠場
✅ レアル・サラゴサ 降格の危機が迫るなか、ペーニャ連合がオーナーの即時退陣を要求
✅ CDカステリョン 自動昇格は遠のくも、プレーオフ死守へ向けセウタと激突
✅ スポルティング・ヒホン ボルハ・ヒメネス監督の今季限りの退任が電撃決定
✅ ラシン・サンタンデール 1部昇格へ好位置をキープ、指揮官はチームの成熟を絶賛
✅ コルドバCF 怒涛の5連勝でプレーオフ圏内を猛追、天敵グラナダとのダービーへ
✅ その他の動向 アルメリア、マラガ、セウタ、グラナダ移籍情報などの最新状況
■【デポルティボ・ラ・コルーニャ】
敵地でのカディス戦を0-1で制し、自動昇格圏である2位に浮上した。これにより残り3節でアルメリアやラシン・サンタンデールに強烈なプレッシャーを与えることとなり、チームは10試合連続無敗と絶好調を維持している。(via SPORT)(via MARCA)
前半はカディスの固い守備とGKダビド・ヒルの好セーブに阻まれ、ビル・ンソンゴやクアリアータ、マリオ・ソリアーノの決定機が実らなかったが、後半に入っても攻勢を継続。ディエゴ・ビジャレスのコーナーからのシュートがポストを叩くなど惜しい場面を作った。(via SPORT)
劇的な決勝点が生まれたのは87分。後半から投入されたノエのクロスを同じく途中出場のエスクデロが落とし、ストイチコフが右足で押し込んでネットを揺らした。ストイチコフにとってはピッチに入って最初のタッチでのゴールであり、ベンチメンバーの活躍が勝ち点をもたらしている。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)
アントニオ・イダルゴ監督は試合後、「ゴールが欠けていたが、信じて戦い続けた。交代選手が存在感と深みをもたらした」とチームを称賛。「相手のダビド・ヒルは素晴らしかったが、我々のGKアルバロ・フェルジョも落ち着きを与えるセーブを見せた」と今季10度目となるクリーンシートを評価した。(via SPORT)
また、イダルゴ監督は「全てが細部で決まる。頭を冷やさなければならない」と冷静さを強調。前半にシミュレーション判定でイエローカードを受けたジェレマイについては「絶対にイエローではない。彼から倒れようとしたわけではない」とし、クラブが判定に異議申し立てを行う意向を示している。しかし現状ではジェレマイとルーカス・ヌビが累積5枚目の警告となり、日曜14時のアンドラ戦を出場停止で欠場する。さらにクアリアータ、ビジャレス、ルイスミ・クルス、ムラッティエリ、ホセ・アンヘル・フラド、シモ・ナバーロも累積リーチの状態にある。(via SPORT)
選手評価では、マリオ・ソリアーノ(7)やジェレマイ(7)、そして決勝点に絡んだノエ(7)、エスクデロ(7)、ストイチコフ(7)が高く評価されている。(via SPORT)
■【カディスCF】
ホームのヌエボ・ミランディージャ(JP Financial)でデポルティボに0-1で敗北。この結果、ホーム9連敗となり、過去54ポイント中わずか5ポイントの獲得にとどまる18試合連続未勝利という歴史的な大スランプに陥っている。(via SPORT)(via MARCA)
この敗戦により、他会場のウエスカの結果次第では今節終了時にPrimera RFEF(3部)への降格圏に転落する危険性が高まっており、残り3節での残留は極めて困難な状況である。(via SPORT)(via MARCA)
イマノル・イディアケス監督は状況を打開すべく、ルーカス・ペレスをベンチスタートにして中盤の人数を増やす戦術変更を実施した。序盤はボールを保持し、アントニート・コルデロの突破からガルシア・パスクアルがシュートを放つ場面(デポルティボの選手の手に当たったかに見えたがVARの結果PKなし)もあったが、徐々に主導権を奪われた。(via SPORT)(via MARCA)
敗戦のなかで唯一気を吐いたのがGKダビド・ヒルであり、相手の決定的なシュートを何度も神懸かり的なセーブで防ぎ、間違いなく試合のMVPであった。前半にホアキンが負傷しムサとの交代を余儀なくされる不運もあり、後半はアントニート・コルデロの積極性やブライアン・オカンポのプレーで改善の兆しを見せたものの、決定力を欠いた。試合後には選手を乗せたバスがファンの前に停まり、キャプテンたちがサポーターに直接謝罪する事態に発展している。次節は金曜日にアウェイでカステリョンと対戦する。(via MARCA)(via SPORT)
■【UDラス・パルマス】
残り4試合でPrimera Division(1部)への自動昇格、あるいはプレーオフ進出を目指し、日曜日13:00にアウェイでFCアンドラと対戦する。グラン・カナリア島だけでなく、マドリード、バルセロナ、サラゴサなど各地から多くのファンがアンドラへ集結する予定であり、「このチームのためならクレイジーなこともできる」という熱狂的なサポートを受けている。(via SPORT)
ルイス・ガルシア監督率いるチームのプレー内容にはファンから賛否の声があるものの、「この段階ではどんな手段を使ってでも勝ち点を削り取るしかない」「直接昇格の可能性はあるが全勝が必要」とファンも現状を理解している。アンドラのスタジアム(Encamp)はコンパクトでアウェイの歓声が響きやすい点も、遠征への大きなモチベーションとなっている。(via SPORT)
しかし、チームの象徴的存在でありキャプテンのジョナタン・ビエラは胃腸炎のため遠征に不参加となった。ファンは「彼が昇格のゴールを決めるのを見たかった。退団する日が来たら本当に寂しい」と不在の影響を嘆いている。(via SPORT)
■【レアル・サラゴサ】
カディスが敗れたことで、アウェイのレアル・バジャドリード戦に勝利すれば、残留ラインまで1ポイント差に迫るという「新たな命」を得た。日曜日に行われるミランデス対エイバル、月曜日のウエスカ対レアル・ソシエダBの結果次第で、Primera RFEF(3部)降格の危機から抜け出す道が残されている。(via SPORT)
この極めて厳しい状況のなか、サラゴサのペーニャ連合がクラブの所有者と経営陣に対して「即時退陣」と「絶対的かつ生涯にわたるクラブ経営からの追放」を求める非常に強い声明を発表した。(via Estadio Deportivo)
声明では、成績不振によるスポーツ面の危機だけでなく、「他のクラブとの不透明で不気味な取引」があること、クラブの各部門にサラゴサやアラゴンのアイデンティティを持たない人物が配置されていること、さらにシウダー・デポルティーバ(練習施設)や下部組織が軽視され若手の流出を招いていることを厳しく糾弾しており、ファンと経営陣の信頼関係は完全に崩壊している。(via Estadio Deportivo)
■【CDカステリョン】
デポルティボがカディスに勝利したことで、自動昇格圏となる2位との勝ち点差が7に、消化試合が同じアルメリアとの差が6に広がり、自動昇格の夢は大きく後退した。現在は64ポイントで5位につけており、プレーオフ圏外の最初のチームであるブルゴスとは2ポイントのリードを保っている。(via SPORT)
今節は土曜日にアウェイでADセウタと対戦する。パブロ・エルナンデス監督は、先週のコルドバ戦を背中の違和感で欠場したディエゴ・バリが招集リストに復帰する見込みであり、フィジカル問題を抱えていたロナウド・ポンペウも回復して出場可能であることを確認した。(via SPORT)
■【スポルティング・ヒホン】
プレーオフ進出を目指す重要な時期に、クラブとボルハ・ヒメネス監督の双方合意により、今季終了後に監督が退任することが公式発表された。契約は2026-2027シーズンまで残っていたが、監督はその給与を完全に放棄する。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)
ボルハ・ヒメネス監督はマラガ戦を控えた記者会見で、「100%の確信が持てないための熟考した決断であり、自分自身に正直でなければならない」と説明。クラブが掲げる来季の「1部昇格」という高い目標への重圧や、契約中選手の多さからくる大幅なチーム再編の難しさへの懸念、そして過去にデポルティボで続投後にすぐ解任された苦い経験が理由とされている。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)
クラブの社長であるホセ・リエストラは現在メキシコに滞在しながら後任探しを本格化させており、フリアン・カレロやハビエル・カジェハなどが有力候補として挙がっている。土曜日21時に行われるアウェイでのマラガ戦は、監督退任発表後最初の試合となるが、監督は「マラガは後半戦で素晴らしい戦いを見せており、非常に難しい相手」と警戒している。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)
■【ラシン・サンタンデール】
1部昇格を目指す戦いにおいて「ポールポジション」に位置している。過去2シーズンは終盤で失速して昇格を逃したが、ホセ・アルベルト監督は「チームは過去のミスから学び、はるかに成熟している。選手とスタッフは経験を積んで様々な状況への対処法を学んだ」と自信を深めている。(via MARCA)
今季のラシンはリーグ屈指の79ゴールを記録しており、監督も「嬉しい悩みだ。チームのスタイルとアイデンティティが攻撃的な選手たちの能力を引き出している」とフォワード陣の決定力を絶賛。次節はレガネスへの遠征となるが、長期離脱中のマネックス・ロサーノに加え、筋肉系のトラブルを抱えたファクが遠征メンバーから外れる可能性があり、状態は直前まで慎重に見極められる。(via MARCA)
■【コルドバCF】
シーズン中に大スランプを経験したものの、直近は5連勝と絶好調で、勝ち点57の9位につけている。イバン・アニア監督率いるチームは、日曜日18時30分からホームのエル・アルカンヘルでグラナダと対戦する。(via SPORT)
プレーオフ進出への望みをつなぐため、過去の直接対決で大きく負け越している(今世紀3勝4分8敗)グラナダから絶対に勝利をもぎ取る必要がある。グラナダには昨季ホームで0-5の大敗を喫しているため、リベンジと昇格圏争の両面で非常に重要なアンダルシア・ダービーとなる。(via SPORT)
■【その他の動向(アルメリア / マラガ / セウタ / グラナダ / アンドラ / レガネス)】
自動昇格圏を争うアルメリアは、デポルティボの勝利によって大きなプレッシャーを受ける立場となった。マラガは後半戦の好調によりプレーオフ圏争いに絡んでおり、コルドバとは6ポイント差で、今節はホームにスポルティング・ヒホンを迎え撃つ。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)
ADセウタは既に残留を確定させており、今節はカステリョンをホームで迎え撃つ。セウタの元カステリョン選手であるルベン・ディエスは「カステリョンはプレッシングとボール保持に勇気を持つ最も難しいチームの一つ」と古巣を警戒している。(via SPORT)
グラナダに関して、後半戦で14試合に出場し主力として活躍した若手MFイザン・ゴンサレス(20歳)が来季からジローナ(1部)へ完全移籍することが確定している。FCアンドラは今節ホームでラス・パルマスと対戦し、次節はデポルティボと激突する。レガネスは次節、好調のラシン・サンタンデールをホームで迎え撃つ。(via SPORT)(via Esport3)(via MARCA)
【本日の総括】
デポルティボがアウェイでカディスを下したことで、セグンダ上部の自動昇格争いはさらに激化し、アルメリアやラシン・サンタンデールに強烈なプレッシャーがかかりました。一方で敗れたカディスやサラゴサは3部降格の淵に立たされており、フロントへの不満が爆発するなどピッチ外でも緊迫した事態を迎えています。スポルティングの監督電撃退任や、コルドバの猛追など、プレーオフ進出を巡る争いも混沌としており、残り数節で勢力図が毎試合ごとに塗り替えられる、一瞬も目が離せないクライマックスに突入しています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
デポルティボの勝利は、途中出場選手が流れを変えた典型例と言えるでしょう。決勝点はノエのクロスからエスクデロの落とし、ストイチコフのファーストタッチでのゴール。監督も交代選手の存在感と深みを称賛しており、試合終盤の局面で投入された選手たちが、相手の集中が切れた隙を突く形で決定的な仕事をした形です。カディスのGKダビド・ヒルの奮闘も光りましたが、デポルティボは最後まで諦めずに攻め続け、交代策が実を結んだと言えます。ジェレマイへのイエローカードへの異議申し立ては、チームの結束を示す一方で、累積警告による主力欠場は次節以降の戦術に影響を与える可能性があります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
カディスがホームで喫した悪夢の9連敗は、クラブの士気を著しく低下させているでしょう。ファンが選手バスを止めて謝罪を求める事態は、クラブとサポーター間の信頼関係が限界に達していることを示唆しています。一方、サラゴサではペーニャ連合がオーナーの即時退陣を求める声明を出し、クラブのアイデンティティや経営方針への不満が噴出しています。成績不振だけでなく、クラブ運営そのものへの不信感が募っている状況は、残留争い以上に深刻な問題を抱えていることを物語っています。こうしたクラブの混乱は、選手のパフォーマンスにも少なからぬ影響を与えるはずです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
スポルティング・ヒホンにおけるボルハ・ヒメネス監督の電撃的な退任は、契約期間を残しながらも、クラブの来季の昇格という高い目標達成への懸念から来ているようです。監督自身が「100%の確信が持てない」と語るように、チーム再編の難しさやプレッシャーが重圧となったのでしょう。契約を放棄しての退任という点も異例であり、クラブ側も後任探しを急いでいる状況です。一方、グラナダの若手MFイザン・ゴンサレスが来季から1部昇格を目指すジローナへ完全移籍することは、クラブの育成方針や将来的な編成バランスに影響を与える可能性があります。