ロドリのバルサ移籍がもたらす約187万ユーロの棚ぼた臨時収入

かつてビジャレアルの下部組織で育ち、現在はマンチェスター・シティで世界最高のボランチへと君臨したロドリ・エルナンデスが、バルセロナへの電撃移籍で基本合意に達しました。この移籍金は固定6500万ユーロ(あるいは6000万ユーロ)、さらに変数として最大1000万〜1100万ユーロが加わるという超大型取引です。

この移籍は、ロドリがすでに所属していないビジャレアルの金庫に、再び莫大な「連帯貢献金」という名の財政的プレゼントをもたらすことになります。

FIFAの連帯貢献金制度により、12歳から23歳の間に選手が在籍していたクラブに対して、その後のすべての移籍金の5%(16歳〜23歳の期間は1シーズンにつき0.5%)が分配されます。ロドリは17歳(2013年)でアトレティコからビジャレアルに加入し、22歳(2018年)で退団するまでの「5シーズン」を完全にビジャレアルで過ごしました。このため、ビジャレアルは移籍金総額の「2.5%」を受け取る権利を永久に保有しています。

この結果、今回のバルサへの移籍が成立することで、固定分の移籍金のみでも約162万5000ユーロが直ちに支払われ、さらに変数の目標がすべて達成されて総額が7500万ユーロに達した場合、ビジャレアルが手にする額はなんと最大「187万5000ユーロ(約3億円強)」にまで跳ね上がります。

ロドリは過去にも、ビジャレアルを去った後に何度も古巣に大金をもたらしてきました。2018年にアトレティコ・マドリードへ2000万ユーロ(+変数500万ユーロ)で売却された際、フェルナンド・ロイグ会長は「将来の売却益の10%」を保有する契約を結びました。その僅か1年後、マンチェスター・シティが7000万ユーロの契約解除金を満額支払ってロドリを引き抜いた際、ビジャレアルはアトレティコへの売却額との差額(プラスバリア5000万ユーロ)の10%にあたる「500万ユーロ」の権利収入、さらに連帯貢献金2.5%の「175万ユーロ」を獲得し、シティ移籍だけで合計「675万ユーロ」を得ていました。

今回のバルサへの移籍で発生する分配金を合わせると、ロドリの退団後にクラブが手にした権利収入の総額は約900万ユーロに達し、これまでの初期の売却金などすべてを合わせると、ロドリという一人の選手のキャリアからビジャレアルは累計「約3300万ユーロ(約56億円)」という極めて巨額の資金を手にしたことになります。下部組織の重要性と、ビジネスにおける戦略的契約の価値をまざまざと見せつける結果となりました。(via Estadio Deportivo)