ミハイロ・ムドリクが2年間のドーピング処分から奇跡の復活!「父親」デ・ゼルビ率いるトッテナムへレンタル移籍

トッテナムは夏の移籍市場の最終盤に、チェルシーからウクライナ代表MFミハイロ・ムドリク(25)を、買取オプションなしの今シーズン終了までの期限付き移籍で獲得しました。この電撃移籍は、かつてシャフタール・ドネツクで共に過ごし、彼を息子のように溺愛するロベルト・デ・ゼルビ監督の存在が決定打となりました。

ムドリクにとって今回の移籍は、キャリアの完全な再生をかけた大きな一歩となります。彼は2024年11月28日のヘイデンハイム戦(カンファレンスリーグ)を最後に、公式戦のピッチから遠ざかっていました。同年12月のドーピング検査で「メルドニウム」の陽性反応が検出され、スポーツ仲裁裁判所(TAS)から4年間の出場停止処分を下されるという、悪夢のような時間を過ごしたからです。

しかし、事態は劇的に好転しました。今年7月、世界ドーピング防止機構(WADA)の規定改定に伴い、当時検出された微量のメルドニウム濃度は現在では処分対象外となることが確定。イングランドサッカー協会(FA)との合意により、ムドリクの出場停止処分は即座に解除されました。8月5日のユヴェントスとの親善試合でようやく実戦復帰を果たしたものの、公式戦からは実質2年間離れていました。

恩師デ・ゼルビ監督は『彼は私のもう一人の息子だ。彼にはプレーする資格がある。この数年間の苦しみを今シーズン晴らしてほしい。彼は間違いなくトッププレイヤーだ。まぁ、私のチーム(対戦相手)として対戦するときは活躍しないでほしいけれどね』と笑顔で語り、かつてバロンドール候補とまで絶賛した教え子への信頼を隠しませんでした。チェルシーが2023年に約7000万ユーロを投じて獲得した大器が、北ロンドンの地で真の価値を証明するための挑戦が今、始まります。(via MARCA)