ユース新監督フアン レコンドの挑戦と一貫されたクラブの戦術哲学
セルタの輝かしい未来を担う下部組織において、新たな指揮官が情熱的に歩みを始めている。12年間にわたりセルタの育成組織(カンテラ)を支え続けてきた地元ビゴ出身のフアン・レコンド(1989年生まれ)が、フベニールA(ユースチーム)の新監督に就任した。チームはディビシオン・デ・オノールの開幕戦となる日曜日、ホームのア・マドロアにソラレスを迎えてリーグ戦をスタートさせる。
レコンド監督は就任にあたり、『結果が良く転ぼうが悪く転ぼうが、自分を信じて自分のやり方を貫いてみせる』と、強い意志を語っている。
セルタの誇る「ア・マドロア」の健康状態は極めて健全だ。外部からはカンテラの素晴らしさが際立っているように見えるが、内部の実態はそれ以上に素晴らしい。監督は『外部の人間を羨む文化が一部にあるが、私たちの手元には、もし他クラブにいたら大金を払ってでも獲得したいと思うような極めて優れたタレントたちがゴロゴロいる。最も重要なのは、彼ら自身が自らの成長のために他ではなくセルタを選んでくれていることだ。私たちはこれを誇りに思うべきだ』と、下部組織への絶対的な自信と誇りを熱く語っている。
特に注目を集めているのが、フベニールAの1年生ながら早くもBチーム(セグンダに所属するフォルトゥナ)のプレシーズンに同行したデイビッド・スエイロだ。アレビン(ジュニア)時代から彼をよく知るレコンド監督は『彼はここ数年で爆発的な進化を遂げた。底知れない能力と成長の余地を備えており、今の姿勢で努力を続ければ、将来非常に大きな役割を担う選手になるはずだ』と評価している。
セルタの強みは、トップチーム(クラウディオ・ヒラルデス監督)、Bチーム(フレディ・アルバレス監督)、そしてフベニールAまでが完全に一本の戦術ラインで繋がっていることだ。すべてが「3-4-3」に代表される共通のモデルを共有している。レコンド監督は『上がってきた選手たちがいつでもプロの舞台で戦えるよう、共通したプレースタイルの原則を持っている。自分たちがボールを保持して主導権を握り、常に前線からアグレッシブにプレスをかけ、敵陣で長くプレーして多くの決定機を作る。チームが目指すのは、勇敢で、インテンシティが高く、競争力があり、個性に満ちあふれたアイデンティティだ。これらを徹底して追求すれば、リーグの上位争いといった結果は自ずとついてくる』と語る。
日々の練習の重要性についても『最高のフォワードに対して最高のセンターバックが守備をする。毎日練習で200%の力を出し合うからこそ、彼らは本物の競争力を身につけることができる』と説く。
昨季フベニールAを率いてリーグ優勝を飾り、今季からヒラルデス監督率いるトップチームのコーチ陣へと引き上げられたアルベルト・スアレスとは密に連絡を取り合い、多くの刺激を受けた。しかし、彼は『前任者や周りと比較されることは好まない。私は私自身のカラーでチームを引っ張る』と語り、自身のやり方でクラブのレジェンド監督たちが築き上げた遺産をさらに発展させる決意だ。 (via SPORT)