名物副官モノ・ブルゴスが語るアトレティコ 「CL制覇は十分可能」と熱弁
ディエゴ・シメオネ監督の右腕として長年アトレティコの黄金期を支えた元守護神であり元副監督のヘオルヘス・“モノ”・ブルゴス氏が、イケル・カシージャス氏のポッドキャスト番組に出演し、アトレティコ・マドリードへの溢れる情熱やクラブの歴史、今季の展望について語りました。
現役時代にルイス・アラゴネス監督率いる2部時代のアトレティコに加入したブルゴス氏は、名将アラゴネスとの思い出を述懐しています。自身の出場停止処分中に街やトラックを走り込んでいた際、当時マジョルカにいたルイス・アラゴネスから観察されていたエピソードを明かしました。ルイス・アラゴネスから連絡を受け『君が走り込んでいるのは知っている。素晴らしいことだ。来年、私たちはアトレティコ・マドリードへ行く。セグンダでの戦いになるが、監督として君を呼びたい。目標は1年で1部に昇格することだ』と誘われ、即答で加入を決意したと言います。ルイス・アラゴネスについて『経験に裏打ちされた特別なサッカーの洞察力を持っていた。どの選手が使い物になるか、誰をケアすべきか、どう納得させるかを完璧に熟知していた』と深い敬意を表しました。
また、2部時代のレガネス戦(ブタルケスタジアム)でのアウェイゲームを振り返り、スタジアム全体が赤と白に染まりアウェイとは思えない熱気に包まれた光景に鳥肌が立ち、『自分は絶対にここでプレーしなければならない』と確信した感動を語っています。
現在のチームとチャンピオンズリーグ(CL)制覇の可能性について問われると、ブルゴス氏は強い確信を持ってポジティブな見解を示しました。
『アトレティコはチャンピオンズリーグで優勝できると思っている。なぜできないことがあろうか?クラブは常に素晴らしいチームを擁している。バルセロナは厳しい経済事情から下部組織の若手に頼らざるを得ず、レアル・マドリードは補強に投資できるが、アトレティコにも十分それが可能だ。私は非常に楽観的に見ている。近年、両クラブとの差は縮まっており、レアル・マドリードもアトレティコを倒すのに苦戦している。これは揺るぎない事実だ』
さらに、指導者として立ち会った過去の激闘の決勝戦についても言及しました。
2014年のリスボンでのCL決勝レアル・マドリード戦については、ディエゴ・コスタの負傷交代から始まった異様な展開や、後半アディショナルタイムでのセルヒオ・ラモスの同点ゴール場面を回想。ゴディンとラモスの位置取りを事前に戦術研究していたものの失点した瞬間を振り返り、『ゴールキーパーや指導者は、そうした打撃から素早く立ち直り、傷口を塞いで前に進まなければならない』と語りました。
一方で、勝利を収めたベルナベウでのコパ・デル・レイ決勝については、ホアンフランのゴールライン上での決死のクリアなどに触れ、『長年勝てなかった宿敵相手に悪魔を振り払った最高の瞬間だった』と回顧。当時レアル・マドリード側から発せられていた「相応しいライバルが必要だ」という挑発的な言葉について『当時は腹が立ったが、知らず知らずのうちに我々の反骨心に火をつける燃料となっていた』と語り、宿敵との戦いがクラブを強く育んだと締めくくりました。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
ソシオ会費の改定と値上げによりクラブ財政の更なる強化が進む一方、かつての黄金期を支えたトリッピアやモノ・ブルゴス氏の言葉からは、アトレティコというクラブが持つ情熱と勝者としてのプライドが強く伝わってきます。CL制覇という悲願に向け、クラブ全体が確実に前進を続けています。