フロントとサポーターの全面戦争 リアソールをオレンジに染め上げたアバンカへの猛抗議
1部復帰のピッチ上の感動とは裏腹に、リアソールのスタンドは現在のクラブ経営陣、特にクラブを実質的に保有・支配している金融大手「Abanca」と、Michelle Escotet副会長に対する凄まじい怒りと反対チャントで埋め尽くされていました。
事の発端は、1部昇格に伴い年間 abono(ソシオ会員権)の価格が一般ファンにとって受け入れ難いレベルまで極端に高騰したこと、そしてスタジアムで最も熱狂的なサポーターやウルトラスが陣取る「Marathon Inferior(マラト・インフェリオール)」スタンドに対し、クラブが今季から厳格なアクセス制限や異常な登録確認プロセスを導入したことです。
サポーター団体やペニャ連盟はクラブのこの冷酷な対応に対し、『もしクラブがこの歴史あるスタンドを最大セキュリティーの刑務所やグアンタナモ基地のように扱い、一般のファンを容疑者のように監視して推定無罪の原則すら無視しようとするならば、私たちはその不条理を世界中に証明してやる』と抗議の公式声明を発表。抗議のシンボルとして、全員が「オレンジ色」(刑務所の囚人服を連想させる色)のシャツを着用してスタジアムに集まることを呼びかけました。
実際に、この日のリアソールには無数のオレンジシャツを着たサポーターたちが集まり、異様な光景を作り出しました。事前に取り決められていた通り、前半40分を迎えた瞬間、スタジアムの不気味な沈黙は破られ、オレンジに染まったスタンドから『マラトに解決を!』という地鳴りのような大合唱が一斉に開始されました。
続いて、スタジアム全体から親会社であるアバンカに向けて『デポルはYES、アバンカはNO!』という強烈なチャントが連呼され、最後にはミシェル・エスコテ副会長の名前を挙げて『そんなに私たちを管理して静かにさせたいなら、ミシェルお前が自分で歌って応援を引っ張ってみろ!』という、深い皮肉と怒りに満ちたブーイングチャントが響き渡りました。クラブとファンの間に横たわるこの深刻な対立と溝は、1部のエリートたちと戦っていくチームにとって、非常に重苦しい影を落としています。(via MARCA)