闘将キケ・サラスのキャプテン就任と聖なる継承問題
過去2シーズンにわたり、セビージャの絶望的な残留争いにおいてディフェンスラインの最後の砦として獅子奮迅の活躍を見せ、サポーターから最大の信頼を獲得しているカンテラ育ちの24歳、キケ・サラスが、新生セビージャの正式な「第2キャプテン」に任命されたことが公式に発表されました。
ガルシア・プラサ監督はメディアに対し、今夏にネマニャ・グデリ、セサル・アスピリクエタ、Orjan Nylandといった昨季のベテランリーダーたちが一斉に退団したため、新たなリーダーシップの再構築として、ガブリエル・スアソとキケ・サラスを新シーズンのキャプテン(ブラサレテ)に任命したことを明かしました。キケ・サラスはクラブ公式メディアに対し、
『セビージャのキャプテンマークを腕に巻くということは、一人のセビジスタにとって言葉では表せないほど特別で、誇りに満ちた神聖な瞬間です。自分にその大役が巡ってきた時は、いついかなる時も誇りを持ってそれを持ち、いつもそうしてきたように、この偉大なるユニフォームのために、自らの持てるすべての力をピッチ上で絞り出すことを固く約束します』と、力強い闘志を口にしました。
さらに、フアンルのボーンマスへの移籍が決定したことで、セビージャにとって最も神聖で歴史的な意味を持つ故アントニオ・プエルタ(Antonio Puerta)の「背番号16」が再び空き番となりました。LALIGAの規定上、永久欠番にすることは認められないため、クラブ独自の鉄の取り決めとして『16番は常にシウダ・デポルティバ(アカデミー)で育った純血の生え抜き選手のみが着用する』ことになっています。
これまで、この番号はデヴィッド・プリエト(2008/09)、ディエゴ・カペル(2009-11)、ホセ・カンパーニャ(2011/12)、アントニオ・ルナ(2012/13)、アルベルト・モレノ、ルイスミ・サンチェス、フェデ・ファシオ、そして偉大なるヘスス・ナバス、直近ではフアンルが背負ってきました(チェリシェフ、ヨヴェティッチ、2014/15シーズンの空き番という例外を除く)。
この聖なる16番を新シーズンに受け継ぐ最有力候補として、キャプテンマークをも背負うことになったキケ・サラスの名前が急速に浮上しています。他のカンテラ出身選手(カストリンやオソ、 Manu Bueno、ニコ・ギジェン、ミゲル・シエラ)は新シーズン、主にBチームの背番号で登録される可能性が高いため、ファーストチームの絶対的レギュラーであるキケ・サラスが最適任であると見られています。また、アカデミーで幼少期から苦楽をともにして育ってきたFWイサック・ロメロや、DFホセ・アンヘル・カルモナの2名も、このプエルタの魂を受け継ぐ資格を十分に有しており、誰がこの最も誇り高き番号を着用することになるか、ファンの注目が集まっています。 (via ElDesmarque)
【本日の総括】
セビージャFCは、ジブリル・ソウのジェノア移籍やフアンル・サンチェスのボーンマス完全移籍により、巨額の財政的猶予とサラリーキャップを確保し、かつてのモンチ時代に匹敵する歴史的な「30件以上の取引」を見据えた大改革の真っ只中にいます。ピッチ外ではゴールドマン・サックスによるクラブ売却交渉のプロフェッショナル化が進む中、ピッチ内ではキケ・サラスがキャプテンへ昇格しプエルタの「16番」継承に備えるなど、ルイス・ガルシア・プラサ監督率いる新チームはレバークーゼンとの最終テストを経て、熱きラージョとの開幕戦に向けて新旧交代と再生の確かな一歩を踏み出しています。