ベルナルド・シウバのデビューとモウリーニョの「20人少数精鋭」中盤再建プラン

ロドリの獲得に失敗したレアル・マドリードにおいて、モウリーニョ監督は新加入のベルナルド・シウバ(31歳)を新たな中盤のコンダクター(指揮者)として起用するプランを固めました。

ベルナルド・シウバはフェレンツヴァーロシュ戦の後半開始からピッチに立ち、待望のデビューを飾りました。

しかし、モウリーニョ監督は試合後、彼のコンディションの低さを明確に指摘しました。

『ベルナルドは非常に重要だが、気の毒に彼は休暇から戻ったばかりだ。休暇中は完全に頭を休めて何もしないタイプの男で、かなり低いフィジカルコンディションで合流した。これから状態を上げていく必要があるが、彼は低い位置(6番や8番)でプレーすれば素晴らしいボールの出口となってくれる並外れた選手だ』

試合中、モウリーニョ監督は彼のスタミナ切れと強度の低下を敏感に察知し、急遽ポジションを10番(トップ下)に上げ、カンテラのジェステロを低い位置に投入して守備の安定を図りました。このマルチロールぶりこそが、モウリーニョが最も高く評価している要素です。

さらにモウリーニョ監督は、自身の構想するスクアッドについて次のように力説しています。

『我々が望んでいるのは、登録選手を20人に抑え、そこに長期離脱中のミリトン、フェルランド・メンディ、ロドリゴを加えた少数精鋭のチームだ。彼ら負傷者が数週間以内に戻ってくるとは期待していない。だからこそ、20人というタイトなメンバーの中で、ベルナルドのように3つも4つもの異なるポジションを高いレベルでこなせる万能な選手が絶対に不可欠なのだ』

ベルナルド自身も、自身の最適な役割について『マンチェスター・シティ時代にペップ(・グアルディオラ)の下でサイドから中央へ移ったが、私のベストポジションはピヴォットの隣、すなわち8番のインサイドハーフだと思っている』と語っており、中盤の底でゲームを組み立てる準備が整っています。 (via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via SPORT)

アルダ・ギュレルの圧倒的台頭!次世代の10番へ名乗りを上げる

プレシーズンマッチを通じて、トルコ代表の若き才能アルダ・ギュレルが圧倒的な輝きを放ち、新生マドリードのピッチ上の絶対的なリーダー(新たな10番)としての地位を確立しつつあります。

フェレンツヴァーロシュ戦でも、ギュレルがボールを持っている時間とそうでない時間でチームのクオリティに劇的な差が生まれ、ゲーム全体のタクトを振るい続けました。

ギュレルの創造性あふれるステップや相手守備の間を縫うような鋭いパスワークは、かつてモウリーニョ監督が指導した天才メスト・エジルを彷彿とさせ、時にシンプルなジェスチャーで周囲を動かす姿はトニ・クロースの面影すら感じさせます。

モウリーニョ監督もギュレルに全幅の信頼を寄せており、フェレンツヴァーロシュ戦でもルニン以外で唯一フル出場させたフィールドプレイヤーとなりました。試合中にギュレルは中盤の底、トップ下、そして最終盤には右ウイングへと次々に役割を変え、モウリーニョの求める『マルチパーパス(多目的プレイヤー)』としての役割を完璧に遂行しました。

負傷から回復したジュード・ベリンガムが合流すればトップ下の位置は彼のものになる可能性が高いですが、ギュレルの持つ唯一無二のクオリティをベンチに置いておくのは『ガレージにフェラーリを眠らせておくようなものだ』とメディアも大絶賛しており、指揮官にとって非常に贅沢な悩みの種となっています。 (via MARCA) (via SPORT)