コルベラン監督による右サイドバック不在を埋める3バックの奇策
リーグ開幕を2週間後に控えていながら、トップチームに右サイドバックが一人も存在せず、ウイングもわずか一人しか登録されていないという、プロクラブとして極めて異常な状況に置かれています。この深刻な課題に対し、カルロス・コルベラン監督は、ニューカッスル戦においてインサイドプレーの連動性を高めつつ、利き足とは異なるディフェンダーがサイドをカバーする弱点を隠すための「5-3-2」という可変式の布陣を用意しました。今季のレギュラーと目されるセサル・タレガとジャスティン・デ・ハースのコンビに、本来は中盤を務め、昨シーズンにも一部CBを経験していたペペルを3枚目のセンターバックとして中央に配置。このペペルがボール引き出しの高さやビルドアップをコントロールし、攻撃の起点となる極めて重要なリンク役を全うしました。左利きであるヘスス・バスケスとホセ・ルイ・ラヤの2人を両ウイングバックに開かせ、さらに佐藤良介を右の攻撃的MFとしてバスケスと絡ませることで、誰が横の幅を埋め誰が相手の奥へ飛び出すかを交互に変えることで攻撃に多面性をもたらしました。中盤ではアンカーのギド・ロドリゲスを最終ラインの手前に固定し、フィリップ・ウグリニッチにより自由なタスクを授けました。ラヤの退場に終わる前半34分までの間は、このコルベラン監督の奇策が大いに機能し、激しさと組織力でニューカッスルを完全に凌駕して圧倒していました。(via SPORT)