バライードスの芝生貼り替えに緊急着手 真菌の猛威によるオサスナ戦の延期決定とCarlos Caoインフラディレクターの苦渋の決断
🌱 本拠地エスタディオ・デ・バライードスのピッチが極めて深刻な真菌(菌類)の被害に見舞われ、今週末に予定されていたラ・リーガ開幕戦のオサスナ戦が延期となる衝撃的な決定が下されました。これに伴い、クラブはスタジアムの芝生を前代未聞の超突貫工事で全面貼り替え(交換作業)を開始しました。
クラブのインフラ部門のトップを務めるカルロス・カオ氏は、このピッチの崩壊状況を「極めて劇的で、深刻な事態」であると語り、当初の計画ではクリスマス(シーズン中盤)に行うはずだった芝生貼り替えを、今この瞬間に実行する以外の選択肢は残されていなかったと説明しています。
カオ氏は芝生の管理について、以下のように詳細を明かしました。
『今年の夏はバライードスの芝生を交換せず、シーズン中盤に交換を行う計画を立てていた。その時期までピッチが持ち堪えられるよう、ファーストチームと、Bチームであるフォルトゥナの過酷な負荷を完璧に想定した上で、極めて入念な芝生のメンテナンスと治療を施していた。何しろ今シーズンは、セルタとフォルトゥナが同じ週末にホームスタジアムを共有するタイトな日程が、少なくとも6回も予定されていたからだ』
しかし、この周到なメンテナンス計画をすべて狂わせたのが、先週スペイン全土を襲った高気温と異常なまでの高湿度の組み合わせでした。これにより芝生の病気である真菌が急速に悪化し、ピッチの中央部分に一気に広がる事態となりました。
実は数週間前の段階でピッチの一部に真菌の発生を検知した際、クラブの管理スタッフはただちに通常の対抗治療を開始していました。経過は極めて順調であり、先週ラ・リーガにピッチの病気の発生を報告した際、ラ・リーガが現地へ派遣した専門技術者たちも施された治療を高く評価し、「合格点( favorable )」のレポートを提示していました。しかし、その後に病気の進行が激変し、完全にコントロールを失う形で拡大してしまったのです。
さらに、今夏はBチームであるフォルトゥナの2部昇格プレーオフや、地域のフットボール大会「ビーゴ・カップ」の決勝が6月いっぱいまで行われていたため、バライードスの芝生が休止し回復する期間が例年より著しく短かったことも、致命的な要因となりました。
カオ氏は、オサスナ戦の延期という決定がクラブやファンに与えたダメージについて、以下のように無念さを語っています。
『今回の延期決定は、セルティスモ(セルタサポーターの熱狂)の大きな期待に水を差す、極めて辛い決断となってしまった。なぜなら、この試合のチケットはすでにすべての席が完全に完売状態だったからだ。地元のサン・ロケのお祭りの連休中ということもあり、ファンは非常に楽しみにしていた。また、夏の素晴らしい時期にビーゴへの遠征を計画していた何十人ものオサスナサポーターの移動計画を台無しにし、複雑にしてしまったことに対しても申し訳なく思っている』
すでにスタジアムには重機や作業マシンが入り、既存の傷んだ芝生を剥ぎ取る作業が全力で進められています。苗床から新しい高品質な芝生がトラックで輸送されており、設置に3日間、そしてピッチにしっかりと根付いて定着するまでに5日間を見込んでいます。
この新芝生のお披露目は、8月24日(月)19:00に行われる2部のセルタ・フォルトゥナ対アンドラ戦となる予定です。その後、わずか7日間のうちに4試合をこなすという、信じられないほど過酷な「ストレステスト(ピッチへの負荷耐久試験)」に臨むことになります。
・8月24日(月)19:00:フォルトゥナ対アンドラ(2部)
・8月27日(木)20:30:セルタ対オサスナ(開幕戦延期分)
・8月30日(日)21:30:セルタ対アスレティック・ビルバオ
・8月31日(月)21:00:フォルトゥナ対カステリョン(2部)
この地獄のような連戦を何とか無事に乗り切った後、ようやく9月中旬の代表ウィークによる休止期間を迎えて芝生を休ませるサイクルに入ります。(via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque)