アルゼンチン代表心理学者による警告
アルゼンチン代表の心理学者を務めるフアン・マヌエル・ブリンディシ氏が、アトレティコ・マドリードで苦境に立たされているフリアン・アルバレスの現状について、クラブ側の姿勢を厳しく批判する声明を発表しました。
ブリンディシ氏は、移籍市場の最終盤における選手の精神的負担について、次のように警鐘を鳴らしています。
『フリアンの件について、人生において精神的に最もストレスがかかり、傷つきやすくなるタイミングが2つある。1つは怪我をしたとき、そしてもう1つが移籍市場の最終盤だ。クラブ側が移籍を渋るその背景には、選手個人の今後のライフプランが深く関わっている。これは人生の中でも極めて大きな不安と焦燥に苛まれる局面の1つだ。』
さらに、フリアンが「うつ病」と診断されていると報じられている点に関して、クラブのケア不足を指摘しました。
『交渉の渦中でうつ病の診断が下された以上、問題は全く異なる様相を呈してくるため、慎重な対応が必要になる。何よりもまずその選手個人を守ることを最優先にすべきであり、適切な治療が必要な事態だ。』
同氏は、アトレティコがフリアンに対して取っている態度を改めるよう強く促しています。
『選手が別のクラブに移籍したいという希望を抱いたからといって、その人を罰するようなことがあってはならない。アトレティコは、選手が退団を望むという事実に対する姿勢を改めるべきだ。フリアンの移籍志願は決してわがままではない。彼が幼い頃からずっと胸に抱き続けてきた夢なのだ。』
フリアンはメトロポリターノでのマラガ戦で一部のサポーターから激しいブーイングを浴び、精神的な問題からチーム練習を外れていましたが、日曜日に全体練習へ復帰しました。バルセロナがガブリエル・ジェズスを獲得したことで移籍の難易度はさらに跳ね上がっていますが、心理学的見地からは選手本人のメンタルケアが何よりも優先されるべき状況にあります。(via SPORT)