アストン・ヴィラからの2000万ユーロ強奪脅威!コロンビア代表MFグスタボ・プエルタの契約解除条項発動の危機

ラシンの中盤の心臓であり、クラブが1部昇格を果たすための原動力となったコロンビア代表MFグスタボ・プエルタが、移籍市場の閉幕を前にしてプレミアリーグへの電撃移籍の危機に直面しています。

イングランドのアストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリ監督は、中盤の要であるアマドゥ・オナナの負傷による離脱を受け、その穴を完璧に埋められるダイナミックな補強選手としてプエルタを指名。ヴィラ側は、ラシン側との長期にわたる面倒な交渉プロセスを完全に回避するため、彼の現在の契約に設定されている「2000万ユーロ(約20M€)」の契約解除条項(バイアウト)を満額一括で支払って強奪する準備を完了しています。

この強硬策に対し、ラシンのスポーツディレクターをはじめとする役員会はパニックに陥り、早急にプエルタの給与を引き上げる大幅な新契約(2029年6月までの現在の契約の延長)を提示し、違約金を引き上げるための交渉を開始しました。しかし、選手側がこの更新に合意しない限り、他クラブが違約金を満額支払うことを阻止する法的手段は存在しません。

さらに深刻なのが、この移籍が成立した場合の経済的分配スキームです。2025年9月にプエルタがドイツのバイエル・レバークーゼン(シャビ・アロンソ監督のもとで無敗優勝を飾ったクラブ)からラシンへ完全移籍した際、レバークーゼン側は「将来の移籍金(経済的権利)の50パーセント」を保持する合意を交わしていました。そのため、もしアストン・ヴィラが2000万ユーロを支払った場合、ラシンの金庫に入る実質的な取り分はわずか1000万ユーロにとどまり、残りの半分はそのままレバークーゼンに流れる仕組みになっています。

プエルタは、かつてボゴタFCで頭角を現し、レバークーゼンからニュルンベルクへのレンタル、引継ぎイングランド2部のハル・シティで30試合に出場してイギリスのタフなフィジカルフットボールに適応した素晴らしい実績を持っています。昨シーズン、ラシンをセグンダ・ディビシオン(2部)優勝と1部復帰へと導いた後、今夏のコロンビア代表としてのワールドカップ2026での大活躍(全4試合に出場し、世界中にその価値を証明しました)を経て、その市場価値はすでに2000万ユーロを遥かに凌駕していると評されており、流出となればJosé Alberto監督にとってもチームにとっても致命的な痛手となります。(via Estadio Deportivo)