[コパ・デル・レイ / スポーティング・デ・オルタレサ] 石投げ暴動と厳重警備を乗り越えて!マドリードの地域リーグクラブが掴んだ感動のコパ本戦とセビージャ挑戦権

マドリードの地域1部リーグ(実質6部相当)に所属するアマチュアクラブ「スポーティング・デ・オルタレサ(スポルティング de Hortaleza)」が、クラブ創設52年の歴史の中で初となるコパ・デル・レイ本戦進出という大偉業を成し遂げた。

この対戦(対Güímar)は、スポーツの枠を超えた過酷なドラマの連続だった。前週にテネリフェで行われた第1戦の際、相手過激派サポーターによってチームバスの窓ガラスが石で割られる暴動事件(Tasagaya事件)が発生。選手・スタッフの生命の危険を感じたクラブ側が不参加を決断する事態となった。仕切り直しとなった今節は、警察の厳重な警戒態勢のもと、完全無観客試合としてPuerto de la Cruzで開催された。

日頃は社会人や学生として働きながらプレーする選手たちに対し、ホルヘ・メンドーサ監督はアウェー控室の各ロッカーに『選手たちがサッカーを始めた頃の思い出の写真(レアル・マドリードやアトレティコの育成時代の姿など)』を貼り付け、原点を思い出させる演出で精神面を鼓舞した。

試合は相手に2点を先制され合計スコアで逆転される絶体絶命のピンチに陥ったが、守護神ゴンサロの相次ぐ超絶セーブと驚異的な粘りで食い下がり、延長終了直前にPKを獲得。これをアルハンブラが静かに沈めて3-3の引き分けに持ち込み、2試合合計での本戦突破を決めた。

試合後は両チームの選手が健闘をたたえ合い、悲願の突破を決めた帰り道のアスリートバスの中は歓喜の歌声と歓声に包まれた。歴史的な快挙を遂げた街のクラブは、本戦1回戦で1部の大物セビージャFCをホームに迎える。(via MARCA)