FW起用からの脱却、デオッサ本来の中盤復帰と移籍市場を動かす巨額売却のシナリオ

移籍市場が残り1週間に迫る中、ベティスの補強戦略を大きく左右する「キーマン」として、ネルソン・デオッサの存在が改めて脚光を浴びています。

プレシーズン中、ベティスはクチョ・エルナンデスの休暇合流の遅れや、新ストライカーであるトロイ・パロットの獲得手続きが遅れたことで深刻なFW不足に陥っていました。その結果、本来は中盤で起用されるべきデオッサが、急造のストライカーとして多くの親善試合で汗を流す事態になっていました。

しかし、クチョの復帰とパロットの正式加入により、その緊急事態は解消。今夜の試合からは、本来の彼の強みである中盤のポジションで本来の役割を果たす準備が整いました。

一方で、ペジェグリーニ監督はかねてより守備的MFソフィアン・アムラバトの獲得を熱望しており、さらにダニ・セバジョスのベティス復帰という夢も同時に追い求めています。この高額なダブル補強を実現させるためには、保有選手の売却資金が何よりも不可欠です。ベティスはデオッサの売却価値を1300万ユーロと設定し、移籍市場での資金調達の「切り札」に位置付けています。

現在、メキシコのクラブ・アメリカから強い関心が寄せられており、かつてバジャドリードを率いたギジェルモ・アルマダ監督がデオッサの獲得を熱望しているものの、現状の提示額はベティスが要求する額の約半分に留まっています。また、イングランドのチャンピオンシップやリバープレート、オリンピアコスなども獲得を模索しているとされており、市場の最終局面で急展開を迎える可能性があります。ベティスが悲願とする中盤の大改革が成就するかは、このデオッサの去去就がすべての引き金を引くことになりそうです。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

移籍最終盤の慌ただしい空気の中、若きブアレのラージョ移籍合流が秒読み段階を迎えています。今夜はロ・チェルソのW杯決勝進出に伴い延期されていたバレンシアとの重要な一戦。ペジェグリーニ体制下で相性の良いメスタジャで、新戦力パロットのデビューや、中盤に戻るデオッサのパフォーマンスに注目が集まります。過密日程に吠える敵将の闘志をいなし、今季2勝目を掴み取れるか、大一番に期待です。