司令塔セルヒオ・マルティネスを巡るバルサとの移籍交渉

⚽ ラシンが誇る19歳の若き才能、セルヒオ・マルティネスに対して、FCバルセロナが今夏の獲得を目指して再びアプローチを強めています。バルサは今年1月の冬の移籍市場でも獲得の打診を行いましたが決裂。今回は、Bチームであるバルサ・アトレティックの主軸、ひいては将来のファーストチーム昇格を見据えた非常に重要なピースとして、本格的に獲得に乗り出しています。

しかし、交渉は一筋縄ではいきません。ラシンは昨年11月にマルティネスとの契約を2029年まで延長したばかりで、同時に契約解除金を300万ユーロにまで引き上げました。ラシン側は適切なオファーであれば放出に応じる構えを見せているものの、将来的な売却時における高いパーセンテージの保持など、クラブに有利な条件を断固として崩していません。

さらに交渉を複雑にしているのが、バルサが同じくラシンに所属する19歳の左サイドバック、ホルヘ・サリナス(Jorge Salinas)の獲得も同時に進めている点です。サリナスに関して、ラシン側は一切の譲歩を拒否しており、1600万ユーロという巨額の契約解除金を満額支払うことのみを求めています。この強硬姿勢が、マルティネスの交渉にも影響を与えている状態です。現在、宿敵レアル・マドリードや、その他の欧州強豪クラブもマルティネスに強い関心を示していますが、現時点ではバルサが最も具体的なアプローチで一歩リードしています。

マルティネスは身長1.85メートルの体格を活かした高い対人競争力を誇り、スペインU-19代表としても活躍。昨シーズンはセカンドチームで18試合に出場しつつ、トップチームでも13試合(リーグ戦10試合、コパ・デル・レイ3試合)に出場しました。元々は攻撃的なインサイドハーフとしてプレーしていましたが、守備力の向上に取り組んだ結果、現在は中盤の底でゲームを組み立て、戦術眼に優れた強固な守備的ミッドフィールダーへとプレースタイルを適応させ、そのポテンシャルは極めて高く評価されています。(via SPORT)

【本日の総括】

セグンダの舞台で守備の立て直しを図るラシン・サンタンデール。アギレサバラという1部級の経験を持つ守護神を、チェマ・アラゴンSDの巧みな交渉術によって獲得することに成功しました。一方で、カンテラの至宝であるマルティネスやサリナスの流出を阻止、あるいはクラブの利益を最大化するための駆け引きをバルサなどのメガクラブと展開しており、新シーズン開幕を前にフロントの熱い闘いが続いています。