狂乱の市場を終えたスーペル・デポル2.0!新戦力の現状と今後の展望

かつてスペインを、そして欧州を震撼させた「スーペル・デポル」の再来か。地獄のような下部リーグ(3部や2部)で8年間もの苦難の年月を過ごしたデポルティーボ・ラ・コルーニャが、今夏、ラ・リーガ1部への復帰とともに、移籍市場を最も賑わせる主役に躍り出ました。なんと、新昇格クラブでありながら、市場での支出総額は2500万ユーロ近くに達し、補強への本気度を見せつけています。

この異次元のチーム再建を主導しているのは、CEOのベナッシとスポーツディレクター(SD)のフェルナンド・ソリアーノの最強フロントタッグです。今季で就任4シーズン目を迎える2人は、今夏『私たちは、多くの新しい顔ぶれを加え、ラ・リーガの荒波を乗り越えられるだけの非常に競争力のある強力なスカッドを構築したい』と7月に宣言していましたが、その公約を完璧以上に果たしてみせました。

アントニオ・イダルゴ監督も、手元に揃った才能豊かな若手と経験豊富な実力者の数々に、大きな手応えと興奮を隠せません。今回の補強戦略の特徴は、強固な資金力に頼るだけでなく、将来性のあるタレントを契約解除金を満額支払う形で確実に引き抜く「賢明で確実な投資」にあります。その象徴が、900万ユーロを支払ってマジョルカから完全移籍で獲得した守護神レオ・ロマンです。さらに、エデ、ヒゼルハルト、アマトゥッチ、イェンセンといった若く質の高い選手たちが次々と加入しました。

これらの選手たち、およびベテラン大物ストライカーのオーバメヤンは、すでにクラブへの登録を完全に完了させ、ピッチ上でデビューを果たしています。しかし、スーペル・デポル2.0の恐ろしさはここから。未だデビュー、あるいはチームに合流していない「最後の爆弾」が控えているのです。その一人が実力派左サイドバックのアンヘリーニョ、そしてもう一人が先述した快速王アダマ・トラオレです。トラオレが万全のフィットネスを取り戻せば、右サイドで新星メジャとともに破壊的なサイド攻撃を構築することになります。

さらに、移籍市場の最終盤には、バレンシアやセビージャといったラ・リーガの伝統的な中堅・名門クラブ、さらにはエスパニョールらを土壇場で出し抜き、マルク・カサドやホセ・マリア・ヒメネスといった「超大物」のレンタル獲得にも成功しました。この豪華絢爛な「スーペル・デポル2.0」が、今季のラ・リーガで旋風を巻き起こす準備は万端整っています。(via MARCA)

【本日の総括】

デポルティーボ・ラ・コルーニャは今夏、怒涛の補強を敢行し、名門復活へ向けた強固な基盤を完成させました。新加入のアダマ・トラオレやマルク・カサドの強い熱意、そしてクラブに専念することになる大エース・オーバメヤンのガボン代表引退劇など、すべての要素が新生スーペル・デポル2.0の飛躍を予感させます。今後のリーガでの戦いから目が離せません。