レアル・オビエド
レアル・オビエドのアルベルト・カレロ監督は、今季チームが波に乗り切れない最大の要因とされる「中盤の戦術的構成」、特にダニ・ビジャエルモサとアルベルト・レイナという2大才能の共存と復調に頭を悩ませています。前節CDエルデンセ戦ではユーネスをアンカーに置き、ビジャエルモサ、レイナ、ミケル・ゴティを並べる試みを行いましたが、スムーズな連動には至りませんでした。
昨季FCアンドラで7ゴール8アシストを記録して台頭した23歳のビジャエルモサは、今季オビエドでチーム2位の640分に出場(8試合全試合先発)し指揮官から絶大な信頼を得ています。パス成功率(昨季アンドラで84.5%→今季オビエドで84.7%)は高い水準を保っていますが、1試合平均のシュート数が0.3本から0.1本に減少しています。相手陣内でのパス成功率(82.7%→79.7%)、ファイナルサードでのパス成功率(78.9%→71.8%)も低下しており、相手ゴール前での決定的な関与が薄れていることがスタッツから浮き彫りになっています。
一方、2年前のCDミランデス(リスチ監督体制)で7ゴール4アシストを挙げ昇格プレーオフ進出に貢献したレイナは、今季574分に出場しています。パス成功率(ミランデス時代75.1%→今季83.1%)、ボールタッチ数(49.7回→56.4回)、デュエル勝率(47.1%→50.8%)とプレーの安定感は大きく向上しているものの、前節エルデンセ戦で今季初ゴールを挙げたのみで、1試合平均シュート数(ミランデス時代0.8本/枠内0.4本→今季0.3本/枠内0.1本)は大幅に減少しています。カレロ監督にとって、この2人が本来のダイナミズムを取り戻し中盤で連動することが、オビエドが上位進出を果たすための最重要課題となっています。(via SPORT)
【本日の総括】
UDアルメリアでのアジ・ソラを巡る深刻な不祥事と練習追放処分、UDラス・パルマスでのヘルツォーク復帰による守備崩壊阻止への期待、CEサバデルが挑むアフリカ大陸セウタへの過酷な陸海空遠征、RCDマジョルカの深刻な攻撃不振とアウェイでの消極性、コルドバCFが抱える極端な「爆発的攻撃力とワースト失点」のアンバランス、CDカステリョンの歴史的トロフィー捜索劇、レアル・オビエドの中盤共存への苦悩など、LALIGA Hypermotionはピッチ内外で極めて密度の高いトピックが続いています。特に守備の再構築や攻撃の決定力向上に悩む各クラブが戦術的修正を結実させられるかが、今後の激しい昇格争いの行方を大きく左右しそうです。