激闘のPK戦を制しトロフィー獲得

アラベスは、エル・サルディネロで行われた第3回トロフェオ・ナンド・ヨスにてレーシング・サンタンデールと激突した。キケ・サンチェス・フローレス監督は今回のスタメンに新加入選手を起用せず、既存のメンバーで臨んだ。先発陣は、シベラ、アンヘル・ペレス、シャネット、J.オット、テナグリア、ユセフ、アントニオ・ブランコ、イバニェス、アレニャ、マニャス、トニ・マルティネスの11名。試合は序盤こそレーシングの攻勢を許したものの、給水タイムを挟んでアラベスが徐々にペースを握る展開となった。前半終了間際の45分、ユセフが放ったシュートが相手ディフェンダーのマンティジャのオウンゴールを誘い、アラベスが貴重な先制点を手にした。後半に入るとアラベスがさらに勢いを見せ、トニ・マルティネスが追加点の決定機を迎えたが、相手GKのエリクソンに阻まれた。

その後、試合は63分に急展開を迎える。守護神シベラが相手の攻撃を防ぐ際、ペナルティエリア外でボールを手で触れてしまい、一発退場のレッドカード処分を受けた。10人での戦いを余儀なくされたアラベスは、トニ・マルティネスに代えて控えGKのアドリアンを投入。さらにルカス・ボジェ、マリアーノ、ゲバラ、レバシュ、ミケル、コスキ、セルらを次々と投入したものの、直後の67分に元アラベスのビジャリブレに同点ゴールを許して1-1とされる。数的不利の中でレーシングの猛攻を耐え抜いたアラベスは、試合の決着をPK戦に委ねることとなった。

このPK戦は両チーム合わせて16人が蹴り合う、歴史的なロングサドンデスとなった。アラベス側はデニス・スアレス、ゲバラ、レバシュ、ミケル、マリアーノ、テナグリアが順調にネットを揺らした。コスキとシャネットが失敗して緊迫した場面を迎えたものの、最後はセルのキックが決まり、対するレーシングのカールス・サンチェスが失敗したことで、最終スコア6-7でアラベスが死闘を制してタイトルを掲げた。なお、この緊迫の親善試合には8,000人の観客が詰めかけ、主審はセスマ・エスピノサが務めた。(via MARCA)

【本日の総括】

アラベスは、アルゼンチンで確かな実績を残す強力な左利きセンターバック、ニコラス・バレンティーニの獲得によって守備陣の大幅な補強に成功した。さらに、プレシーズンマッチでは守護神の退場という大きなアクシデントを乗り越え、驚異的な粘り強さで16人の激戦PKサドンデスを制してタイトルを掲げるなど、新シーズンに向けた勝負強さを存分に証明している。