開幕ヘタフェ戦に向けた陣容と戦術予想およびスタメンの不確定要素

新シーズンの幕開けとなるLALIGA EA Sports第1節、デポルティーボ・アラベスはホームスタジアムのメンディソロサにヘタフェCFを迎えます。試合は8月15日土曜日の19:30にキックオフが予定されています。新たな野心と、昨季と同様にまずは確実な成果を目指すという同様の目標を掲げる両チームにとって、非常に重要な新シーズンの初戦となります。

アラベスにとって、この一戦はキケ・サンチェス・フローレス監督にとっての「再スタート(リスタート)」を象徴する特別な意味を持ちます。昨シーズンの途中からアラベスのベンチに入り、難しい舵取りを行っていた監督ですが、今シーズンはプレシーズンの初日から自らの手でチームを構築し、理想の戦術を植え付けるプロセスを経て開幕に臨むことになります。

対戦相手のヘタフェは、名将ホセ・ボルダラス監督のもとで臨みます。彼らはこのアラベス戦を戦い終えた直後の8月20日に、欧州の舞台であるカンファレンスリーグ予選の極めて重要なファーストレグを控えています。そのため、ヘタフェにとってはビトリアの地で何としても勝ち点3をもぎ取り、最高の自信と勢いを持ってヨーロッパの戦いへと進みたいという強い意気込みがあります。

これに対し、キケ・サンチェス・フローレス監督は、ホームサポーターの前で強固な守備と鋭い攻撃を示すため、基本システムとして「5-3-2」の布陣を用意しています。しかし、初陣のピッチに送り出す11人の選考において、監督の頭の中には依然としていくつかの解決すべき不確定要素(葛藤)が残されています。

まず攻撃陣においては、エースであるトニ・マルティネスの相棒選びが注目されています。本来であれば主力として前線を牽引するはずのルーカス・ボジェが、身体的な違和感を抱えて調整を続けています。もし彼が100%の万全なコンディションを取り戻せない場合、若きアイトール・マニャスがトニ・マルティネスと2トップのコンビを組むことになります。

左サイドハーフおよびウイングバックのポジションでは、高い推進力を持つユセフ・エンリケスとアブデ・レバシュの2人が、開幕スタメンの座をかけて激しいアピール合戦を繰り広げています。また、3バックの中央を固めるディフェンスラインの1枠をめぐっても、ヴィレ・コスキとオライスの2人が一歩も譲らないアピールを続けており、監督の決断が待たれます。

中盤のミッドフィールドにおいては、チームの心臓であるアントニオ・ブランコとパブロ・イバニェスの2人が先発として確実視されています。残り1枚のインサイドハーフ枠をめぐっては、カルレス・アレニャとデニス・スアレスという、ラ・リーガでの経験値が非常に高い2人が先発の座を激しく争っています。さらに、新天地を求めて新加入したばかりのミケル・ロドリゲスが、練習での好調さを武器にサプライズでこのスタメン争いに割って入る可能性も十分にあります。

この激しい選考争いを経て予想される、アラベスの開幕戦スターティングメンバーは以下の通りです。

ゴールキーパー

シベラ

ディフェンダー

アンヘル・ペレス、テナグリア、コスキまたはオライス、ジョニー、ユセフまたはレバシュ

ミッドフィールダー

アレニャまたはデニス、ブランコ、イバニェス

フォワード

ボジェまたはマニャス、トニ・マルティネス

一方、対戦相手であるヘタフェは、ボルダラス監督の代名詞である非常にソリッドな「5-2-2-1」のフォーメーションをベースに、中盤の構成に戦術的な細工を施してくる見込みです。ヘタフェ側の最大の疑問符は、マンガラとボセリのどちらをスタメンに起用するかという点にあります。もしウルグアイ出身のボセリが選ばれた場合、彼はディフェンスラインまでポジションを下げ、それに連動してジェネが中盤のセンターハーフへとポジションを上げる戦術が予想されています。

サイドの両翼にはキコ・フェメニアとダビンチを配置し、中盤にはマリオ・マルティン、テラッツ、およびアンドレス・ガルシアが並びます。ヘタフェはクリスタントゥス・ウチェの怪我という痛手を負っているため、彼らが代わりとなって前線のターゲットマンであるマルティン・サトリアーノへと良質なパスを供給するタスクを担うことになります。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

デポルティーボ・アラベスは、開幕戦を目前にしてピッチ内外で極めて対照的なニュースが駆け巡る激動の1日を迎えました。

ピッチ外では、1年の契約を残していたニコラ・マラスが、最先端の各種ハイテクデータ分析プラットフォームによって日々の意図的なパフォーマンス低下を完全に暴かれ、一切の妥協なく懲戒解雇という衝撃の結末を迎えました。

一方でピッチ内においては、キケ・サンチェス・フローレス体制のもとでフルシーズンを戦う準備を整え、ホームのメンディソロサにヘタフェを迎える開幕戦へ向けた5-3-2の戦術構築が最終段階に入っています。メンバー選考における激しいポジション争いとボジェのコンディションへの懸念を抱えながらも、新生アラベスはファンの前で最高のスタートを切るための強い決意に満ちています。