レアル・マドリード/セビリアFC
サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリード対セビリアの一戦は、審判の判定を巡る激しい物議が醸し出されたまま幕を閉じた。特に前半、ボールから遠く離れた位置でアルダ・ギュレルがセビリアのペケに対して行ったとされる肘打ち行為は、VARで2分間検証されたもののカードはおろかお咎めなしとなり、セビリア側に大きな不満を残した。
試合終了のホイッスルが鳴った直後、カメラはアルダ・ギュレルがペケの元へ歩み寄る姿を捉えた。アルダ・ギュレルは身振り手振りを交えて自身の動きや接触の意図について釈明を試みたが、ペケは一切納得する様子を見せず、鋭い視線を向けたまま言葉を受け入れなかった。
一方、敗戦に終わったセビリアのルイス・ガルシア・プラサ監督は、試合後に感動的な振る舞いを見せた。相手監督のジョゼ・モウリーニョや審判団と挨拶を交わした後、指揮官はピッチを去ることを拒み、ピッチの中央へと向かった。急性悪化した雰囲気の中でも、相手選手や知人と挨拶を交わす自チームの選手たち一人ひとりを根気強く待ち続け、全員が集まったところでピッチ中央に大きな円陣を作り上げた。
過去2シーズン苦しい時期を過ごしてきたクラブにおいて、監督は「一致団結」こそがアイデンティティを取り戻す唯一の道だと確信しており、不当な判定に打ちのめされた選手たちの労をねぎらい、次節オサスナ戦へ向けて結束を強めた。セビリア公式SNSもこの円陣の写真とともに『今こそ、これまで以上に:共に闘おう』と力強いメッセージを投稿している。
(via ElDesmarque)
セビリアFC
レアル・マドリード戦での相次ぐ判定疑惑を受け、セビリアサポーターの怒りが頂点に達している。今季これまでの試合でも審判判定に対する不満が渦巻いていたが、ベルナベウでの一戦ではVARやTV中継において検証に必要な映像自体が視聴者やSala VORに提供されないという新たな疑惑も浮上した。
これに対し、セビリアFCの公式ファンクラブ組織である「サン・フェルナンド・セビリアFCペニャス連盟」(カルロス・ヒメネス会長)は、怒りを露わにした公式声明を発表した。声明の中で連盟は『我がチームが2026/2027シーズンを通じて被り続けている系統的な審判被害に対し、最大限の憤りと拒絶を表明する。昨夜ベルナベウで起きた滑稽な出来事は、限界に達していた我々の忍耐を吹き砂にする決定打となった』と激しく糾弾した。
さらに連盟は、審判のダブルスタンダードやルールの選択的適用により『スポーツ競技の明白な改ざんが行われている』と断言。自分たちの資金で遠征し応援するサポーターの誇りを守るため、『セビリアFC理事会に対し、これまでの穏便な制度的外交をただちに放棄し、この差別的扱いに対して断固たる姿勢で立ち向かうことを求める。審判委員会(CTA)およびスペインサッカー連盟(RFEF)に即座に説明を要求せよ』と強く訴えた。クリーンな大会が保証されない場合、あらゆる法的・社会的手段を講じて戦う構えを見せている。
(via ElDesmarque)