最終節での「幻のゴール」と残留劇
ラ・リーガ最終節はオサスナにとって非常にドラマチックで緊張感に満ちたものとなった。ヘタフェのホームであるコリセウムに乗り込んだオサスナは、試合を通して苦戦を強いられ、最終的に0-1で敗戦を喫した。この結果により自力での1部残留を決めることができず、運命は他会場の結果に委ねられることになった。
その頃、メスタージャ・スタジアムで行われていたバレンシア対バルセロナの試合中、突如として奇妙な現象が起きた。バレンシアの観客たちが、オサスナがゴールを決めたと勘違いし、スタジアム全体で大きな歓声が湧き起こったのである。オサスナがゴールを決めることは、バレンシアのヨーロッパ大会出場権獲得に向けた順位争いに有利に働くため、ファンは歓喜に沸いた。しかし、実際にはオサスナのゴールはスコアボードに反映されておらず、完全に「幻のゴール」であった。バレンシアのベンチでスマートフォンを手に状況を確認していたウゴ・ドゥロは、なぜファンが喜んでいるのか理解できず、ひたすら困惑していた。
一方、ヘタフェのスタジアムに駆けつけたオサスナのファンたちは、自チームの敗戦を見届けた後、同時刻に開催されていたジローナ対エルチェの試合が終了するまで息を殺して待たなければならなかった。オサスナが降格を免れるためには、この試合の結果が決定的な意味を持っていた。最終的にジローナとエルチェの試合が引き分けに終わったという一報が届き、オサスナの1部残留が確定した。最終勝ち点は42で、降格したマジョルカと全く同じ勝ち点であったが、薄氷を踏む思いで来シーズンもスペイン最高峰の舞台で戦う権利を手にした。
(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / Esport3)
【本日の総括】
オサスナは他会場の結果に助けられ劇的な形で1部残留を決めたものの、シーズン終盤の失速が響きアレッシオ・リスチ監督の解任という決断を下しました。新監督選びが急務となる一方で、W杯スペイン代表に選出されたビクトル・ムニョスの目覚ましい活躍はクラブの誇りであり、プレミアリーグやレアル・マドリードを巻き込んだ今後の移籍市場の大きな焦点となっています。