ピーター・リム売却劇の公式合意文書とPitchwiseの全支配計画
ピーター・リムによるバレンシアCFの売却プロセスが正式に開始されたことについて、Pitchwise社が書面で回答した公式データにより、巨大な買収劇の全容が明らかになりました。💼
今回の共同発表により、リムがクラブを売りに出していることが初めて公に認められました。評価額は負債を含めて12億ユーロ(バレンシア側発表では12億5000万ユーロ)に設定されています。買い手側であるPitchwiseは、ウォルマート関係者のペナー家やKKR創業者のロバーツ家といった巨額の資産を持つ投資家グループの資金を背景に持つ投資・コンサルティング企業です。
Pitchwiseが公式に確認した重要ポイントによると、投資家グループは4億6000万〜4億8000万ユーロを支払ってバレンシアの株式42%を取得します。リムは約12年前に3億ユーロ程度を投じていましたが、今回の42%売却のみで1億6000万〜1億8000万ユーロの純利益を確定させ、さらに50.5%の株式を手元に残す計算になります。
また、Pitchwiseは最大1年以内に株式へと転換される1億ユーロの参加型融資をすでに実行しており、株式売却契約自体も両者間で正式に署名済みです。この契約は今後のチャンピオンズリーグ出場権獲得や新スタジアムの収益向上といったスポーツ面・事業面の成果条件には一切左右されず、CSD(スポーツ上級委員会)の承認のみで完了します。
42%の保有でどのようにクラブを牽引するのかという疑問に対し、Pitchwiseは『影響力や主導権は株式のパーセンテージだけで決まるものではない。単に提案をしてキアット・リムの承認を待つ存在ではなく、双方が合意して意思決定を行う真のパートナーシップとなる。マンチェスター・ユナイテッドの30%を所有しながら全決定権を握るジム・ラトクリフ氏のような形をイメージしてほしい。承認後はバレンシアに常駐し、アクティブに経営へ参画する』と表明しています。短期的には経営幹部の変更を支援しつつ、最終的にはリムの完全撤退へと向かう長期計画となっています。(via MARCA)
【本日の総括】
ダービー敗戦の裏で、審判記録やVAR交信による判定の舞台裏が次々と判明した一日となりました。ピッチ上ではエリオットの異例な退場劇やゲイェの処分見通し、ギド・ロドリゲスによる熱い決意が示される一方、ピッチ外ではピーター・リムの売却契約に関する詳細な数字と経営支配計画が明らかになっています。苦境が続くバレンシアですが、クラブの運命を左右する大きな動きが同時進行しています。