サン・マメス2,650席増設と経営課題

ソシオ総会では、クラブの社会的影響、ガバナンス、経済的持続可能性、増改築計画、そして組織管理に関する詳細なデータも提示されました。ゼネラルディレクターのホン・ベラサテギ氏によると、現在アスレティックのソシオ(会員)加入を希望して待機しているファンは11,000人に達しているとのことです。

この絶え間ない需要に応えるため、クラブは2つの具体的施策を発表しました。まず1つ目として、クラブ保有の招待席を削減することにより、今シーズンからサン・マメスに1,000席の新ソシオ席を即時確保しました。さらに2つ目として、段階的な投資計画によってスタジアムのキャパシティを1,650席拡張し、合計で2,650席の増設を進めていく方針を明らかにしました。

経済面においては、欧州カップ戦の放映権料や賞金に過度に依存しない構造づくりを進め、2年前と比較して事業収入を21.8%増加させて倍増ペースに乗せていることや、サン・マメスを大型イベント会場として活用定着させたことが成果として報告されました。

しかし一方で、依然として欧州戦収入がない年度での単年度黒字化が達成できていない点や、新規ビジネスのスケール化における課題も示されました。さらに組織管理の面では、意思決定の迅速化や重点プランへの集中不足に加え、クラブの業務プロセスへのAI(人工知能)導入が未だ初期段階にとどまっている点、サポーターの不敬行為による罰金処分を防げなかった点、ペニャス(サポーターズクラブ)新規則の承認が見送られた点など、残された課題についても包み隠さず報告されました。(via Mundo Deportivo)