第二監督アドリアン・ロペスにとって特別な古巣対決
ビジャレアルのイニゴ・ペレス監督の右腕として、アシスタントコーチ(第二監督)を務めるアドリアン・ロペス(1988年サン・マルティン・デ・テベルガ生まれ)にとって、土曜日のデポルティボ戦は自身のフットボール人生が凝縮された非常にエモーショナルな一戦となります。
アドリアン・ロペスは2006年に初めてデポルティボのユニフォームに袖を通しました。加入当初は将来を嘱望される存在だったものの定着に時間を要し、カパロス監督のもとでは思うように出番が得られず、アラベスやマラガへのレンタル移籍を経験しました。
しかし、その後のミゲル・アンヘル・ロティナ監督のもとで大きく成長し、2010/11シーズンには8ゴール3アシストとチームの要となりました。そのシーズンにクラブは降格となり、アトレティコ・マドリードへフリーで移籍するというデポルティボにとって大きな痛手となる別れがあったものの、その後ポルトなどを経て、再びデポルティボの地に復帰してプレーしました。結果として、デポルティボでは2期にわたり合計139試合に出場、27ゴール10アシストという輝かしい功績を遺しています。
そしてその10年前には、彼はビジャレアルの選手としてラ・セラミカ(旧エル・マドリガル)のピッチに立っていました。2016年、ビジャレアルがヨーロッパリーグ(EL)で準決勝に進出した際、ファーストレグのリバプール戦の92分に劇的な決勝ゴールをスコア。セカンドレグでリバプールに逆転され決勝進出は阻まれたものの、あのアディショナルタイムの劇的弾は今でもイエローサブマリンのファンの心に鮮烈な思い出として残っています。
その後、オサスナやマラガでのプレーを最後に2022年に現役を引退したアドリアン・ロペスは、指導者の道へ進み、オサスナ時代のチームメイトだったイニゴ・ペレス監督とタッグを組んでいます。
2024年、ペレスがアンドニ・イラオラ監督のアシスタントとしてイングランドに向かう予定だったものの労働許可が下りず、急遽ラージョ・バジェカーノの指揮を執ることになった際、アドリアン・ロペスが第二監督として彼をサポートすることになりました。そこで素晴らしい2シーズンを過ごし、今季からビジャレアルへ二人揃ってやってきたのです。
現役時代に特別な瞬間を過ごしたビジャレアルと、長年そのキャリアを支えたデポルティボ。この2つの愛するクラブの対決は、アドリアン・ロペスにとって非常に感慨深いものになります。(via SPORT)