セルタ・フォルトゥナが歴史的なセグンダ・ディビシオン初昇格を達成
フレディ・アルバレス監督率いるセルタ・フォルトゥナが、昇格プレーオフ決勝の第2戦でポンフェラディーナを4-1で粉砕し、クラブ史上初めてセグンダ・ディビシオン(2部)への昇格という歴史的な偉業を成し遂げた。これにより、来シーズンはトップチームのすぐ下のカテゴリーで戦うことになる。かつてカルロス・モウリーニョ前会長が語った『UEFA出場権獲得よりも、Bチームのプロサッカー界昇格の方が良い』という長年の夢が現実のものとなった。
敵地エル・トラリンでの第1戦を0-0で終えて迎えたバライードスでの大一番。スタジアムは満員のファンで埋め尽くされ、熱狂的な雰囲気に包まれた。フレディ・アルバレス監督は第1戦からスタメンを1箇所のみ変更し、ミジャに代えてパブロ・ガビアンを起用(スタメン:コケ、パブロ・ガビアン、リベス、メイシュス、アンショ、ホエル・ロペス、ウゴ・ブルシオ、アンドレス・アンタニョン、ウゴ・ゴンサレス、オスカル・マルコス、アルバロ・マリン)。一方、ポンフェラディーナのメディ・ナフティ監督は同じメンバーで試合に臨んだ。
前半はポンフェラディーナが試合のペースを落とし、ファウルを多用するラフな展開に持ち込んだため、セルタはなかなかリズムを掴めなかった。それでも前半22分、アンドレス・アンタニョンが顔を上げて最終ラインの裏へ完璧なパスを送ると、抜け出したウゴ・ゴンサレスが相手GKアンドレス・プリエトを巧みにかわし、無人のゴールにシュートを叩き込んで先制に成功する。しかし前半43分、ペナルティエリア内の混戦でウゴ・ブルシオがクリアしきれず、相手のシュートミスがボルハ・バジェの前にこぼれ、これを決められて同点でハーフタイムを迎えた。
後半に入るとセルタ・フォルトゥナがポゼッションから完全に主導権を握る。後半18分(63分)、アンショからアンタニョンを経由したパスを受けたアルバロ・マリンが、GKと1対1になりかけたところで倒されてPKを獲得。キッカーのウゴ・ゴンサレスが前の試合と同じくゴール右へ冷静に決め、2-1と勝ち越した。ウゴ・ゴンサレスは昇格プレーオフで2度目のドブレーテを達成し、今季18ゴール8アシスト(25ゴールに直接関与)という圧倒的な成績を残してトップチームへの昇格を強くアピールしている。
ポンフェラディーナが前がかりになりスペースが生まれると、フレディ・アルバレス監督は交代枠を効果的に活用。オスカル・マルコスに代えてアンヘル・アルコス、アルバロ・マリンに代えてソムア、パブロ・ガビアンに代えてミジャ、メイシュスに代えてカプデビラを次々と投入し、勝負を決めにいく。
後半40分(85分)、投入されたソムアが背を向けてロングボールをキープし、右サイドのウゴ・ゴンサレスに展開。再びペナルティエリアの端でリターンを受けたソムアが、ポストぎりぎりに正確なグラウンダーのシュートを沈めて3-1とした。さらに後半アディショナルタイムの96分、お祭り騒ぎのバライードスで、アンヘル・アルコスからのパスを受けたソムアがペナルティエリア内のカプデビラに繋ぎ、カプデビラがダメ押しの4点目を決めて試合を終わらせた。
A・マドロアで育った若い選手たちが、数ヶ月で急成長を遂げ、大舞台のプレッシャーや経験豊富な相手にも屈することなく圧倒的な強さを見せて歴史を作った夜となった。
(via SPORT / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ボルハ・イグレシアスはワールドカップで出番を待ちながらも、特有の明るさと成熟したメンタリティでチームを支え、周囲からもその人間性と進化が高く評価されています。一方、クラブレベルではセルタ・フォルトゥナが圧巻のゴールラッシュでポンフェラディーナを沈め、クラブ史上初となるセグンダ・ディビシオン昇格という歴史的快挙を成し遂げ、セルタの育成力の高さを世界に証明しました。