全試合フル出場の鉄人コンビと構想外・怪我に泣く未デビュー5選手の明暗
今シーズンのラ・リーガ1部において、エルチェCFのピッチ上に立ち続けている「絶対的鉄人」のデータが明らかになった。開幕から全9試合・810分間のすべてのプレイタイムを消化しているのは、守護神マティアス・ディトゥーロと、守備の要であるバレンシア出身センターバックのビクトル・チュストのわずか2名のみである。チームの骨格を支えるこの両名は、一度も交代することなく指揮官からの絶大な信頼をピッチ上で証明し続けている。
また、全9試合に出場を果たしているプレーヤーとしては、ウイングバックのヘルマン・バレーラ、中盤の要ゴンサロ・ビジャール、前線のフェル・ニーニョ、テテ・モレンテ、そしてチリ代表のルカス・セペダが挙げられる。ただし、注目のアタッカーであるルカス・セペダに関しては、全9試合でピッチに立ちながらも先発起用はわずか2回にとどまっており、スーパーサブとしての起用が中心となっている。
その一方で、チーム内の激しい序列変動と出番に恵まれない選手たちの厳しいリアルも浮かび上がっている。今夏ブライトンから鳴り物入りで加入した超新星ファクンド・ブオナノッテは、開幕当初こそ出場機会を得ていたものの、フランス人MFトマ・ルマルの台頭(ルマルは317分出場)により急速に出場時間を減らし、今や222分間のプレーにとどまっている。
さらに、ファーストチームの中で未だ今季の公式戦に出場していない選手が5名存在する。1年半にわたり出番のないバックアップGKアレハンドロ・イトゥルベをはじめ、膝の重傷でリハビリを続けているヤゴ・デ・サンティアゴ、夏にコンディション未調整のまま加入したケビン・ロモナコ、そしてアンセルミ監督の構想やローテーションから完全に外れているバンボ・ディアビとグラディ・ディアンガナの2名である。チームが降格圏脱出を目指す中、これら未デビュー組の浮上や巻き返しがあるのか注目が集まっている。(via SPORT)
【本日の総括】
序盤のミスを乗り越えて不動の守護神へと返り咲いたディトゥーロが、現役続行への強い意欲とアンセルミ監督への全幅の信頼を告白。ディトゥーロとビクトル・チュストが全試合フル出場で守備を支える一方、ファクンド・ブオナノッテの失速や未デビュー5選手の存在など明暗が分かれるエルチェ。次節ラヨ・バジェカーノ戦での降格圏脱出と待望の勝利獲得に期待がかかります。