苦境の中で掴んだ勝ち点3!開幕ラージョ戦で見せた劇的逆転劇と新鋭ロビー・ウレの輝き
今季のセビージャFCがリーグ開幕戦で掴み取ったラージョ・バジェカーノ戦での劇的な逆転勝利(2-1)の詳細をお届けします。
戦力補強が未完成なままシーズンに入り、サポーターも苦しい1年を覚悟する中での一戦は、開始直後にいきなり試練を迎えます。前半4分、セネガル人ディフェンダーであるサンガンテが自陣で致命的なクリアミスを犯し、ボールを奪ったウトレラ出身のセビージャファン、アルバロ・ガルシアに先制ゴールを許してしまいます。ホームのサンチェス・ピスフアンに冷や水が浴びせられ、スタジアムは一時騒然となりました。
ルイス・ガルシア・プラザ監督は、Bチームに所属する若手のニコ・ギジェンとミゲル・シエラの2人を先発に抜擢しましたが、鋭いカウンターを繰り出すラージョに対してセビージャは終始苦戦を強いられます。前線のイサーク・ロメロは懸命にプレーするものの決定力を欠く時間が続き、自ら得たPKの判定もVAR主審デ・ブルゴス・ベンゴエチェア氏の介入により取り消されるなど、フラストレーションの溜まる展開となりました。また、相手のイシにヘディングでネットを揺らされる冷や汗をかく場面もありましたが、直前のフアン・イグレシアスへのファウルが認められてノーゴール判定に救われます。
こうした状況下で、ハーフタイムに指揮官が下した決断が試合の流れを一変させました。アコル・アダムスの退団に伴い、得点源としての期待を背負って新加入したスコットランド人FWロビー・ウレの投入です。
後半、セビージャは反撃に出ます。グリディのシュートを相手GKバタジャが弾いたセカンドボールに素早く反応したミゲル・シエラがエリア内で倒され、PKを獲得。これをグリディが自ら沈めて1-1の同点に追いつきます。
その後、セビージャは試合を優位に進めるものの、終盤にキケ・サラスが危険なプレーで一発レッドカードを提示され、10人での戦いを余儀なくされる絶体絶命のピンチに陥ります。しかし、ここからチームは執念を見せます。
アディショナルタイム突入寸前の劇的な場面、新戦力のロビー・ウレがエリア内で相手DFルジューヌを揺さぶり、見事に2つ目のペナルティを誘発。この千載一遇のチャンスをペケが冷静にPKで仕留め、サンチェス・ピスフアンを歓喜の渦に巻き込む劇的な逆転劇を完成させました。
試合前、ガルシア・プラザ監督は『攻撃陣の補強が行われなければ、決定機を作り出すことすら難しくなるだろう』とチームの苦境を危惧していましたが、ハーフタイムの交代策が見事に当たり、まさに泥臭くもぎ取った貴重な勝ち点3となりました。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
移籍市場閉幕が迫る中、構想外となっていたアドリア・ペドロサのラージョ・バジェカーノ移籍交渉が急ピッチで進んでおり、数時間以内の合意が期待されます。また、苦戦必至と見られた今シーズンにおいて、開幕戦で見せた粘り強い逆転勝利は、新戦力ロビー・ウレの台頭やチームの不屈の闘志を証明する貴重な一歩となりました。