デポルティーボ戦に見る戦術的成果と次なる課題「ザハリアンの偽9番とゲームコントロール」

📊 前節デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦(3-2勝利)の戦術的検証が行われ、マタラッツォ監督が施した工夫と今後の修正課題が浮き彫りになりました。

🇷🇺 前節最大の戦術的トピックは、ロシア代表アルセン・ザハリアン(Arsen Zakharyan)の「偽9番」起用でした。

ミケル・オヤルサバルやオスカルソンが不在の中、ザハリアンを最前線に配置。中盤に低く降りてビルドアップに参加しつつ、エリア手前から鋭い左足ミドルシュートを突き刺して先制ゴールを記録しました。エリア付近での機敏な動きとユーティリティ性が証明され、FW陣の新たな選択肢として大きな収穫となりました。

🛡️ また、セットプレーからの追加点となったジョン・マルティンのヘディング弾の起点となったのは、DFママドゥ・サール(Mamadou Sarr)のアグレッシブな守備でした。

デポルティーボのフリーマンとなっていたルイスミ・クルスに対し、サールが相手ハーフ深くまで突進してボールを奪取。そこから得たCKをソレールとゲデスのショートコーナーで崩して得点に繋げました。

⚠️ しかし、最大の課題として残ったのが「3-0とリードした後のゲームコントロール(ポゼッション管理)の欠如」です。

55分に3点目を奪った後、チームは試合を落ち着かせるどころか、縦への急ぎすぎた攻撃で軽率にボールを奪われ、パブロ・マリンの退場も重なって3-2まで追い詰められました。

🗓️ チームはここから11月の代表中断期間まで、マラガCF(アウェイ)、リレストロム(アウェイ)、レバンテ(ホーム)、ビルバオとのダービー(アウェイ)、リヨン(ホーム)、ラヨ(ホーム)と「29日間で8試合」という過酷な過密日程を消化します。主力を休ませつつ安定して試合を締めくくるためのゲームコントロールの確立が急務となっています。(via DiarioVasco)

【本日の総括】

ヨーロッパリーグのアウェイ・ユニオンSG戦を直前に控え、スビエタでのブレトスSD会見および現地ルーヴェンでのマタラッツォ監督会見から、久保建英への深い信頼やリスクを恐れない攻撃哲学が力強く語られました。傷病者や過密日程、そしてベルギー勢に対する未勝利という歴史的ジンクスを乗り越え、チームが一丸となって敵地での初勝利を目指す重要な一戦となります。