マルティン・アンセルミ監督の戦術

アルゼンチン人のマルティン・アンセルミ監督は、自身初となるスペインでの指揮に並々ならぬ情熱を燃やしています。プレシーズンを2勝(カイザー・チーフス戦、トゥールーズ戦)3分け(ジョホール戦、アル・アイン戦、コルドバ戦)の無敗で乗り切り、初戦のデポルティーボ戦でもその実力を証明しました。アンセルミ監督は、前任者であるエデル・サラビアがチームに植え付けた「ボールを保持して主導権を握る」という魅力的なアイデンティティを尊重し、それを継承することの重要性を語りました。監督は『エデル・サラビアは昨季、チームに明確なアイデンティティをもたらしてくれました。フロントが私を招聘したのも、そのアイデンティティに継続性を与えたいと考えたからであり、それは決して偶然ではありません。攻撃の際、私たちは同じ高い感受性と本質を持っています。もちろん、私独自のいくつかの細かな変化はあります。しかし守備に関しては、今日はすでに異なる変化が見られたはずです。なぜなら彼らは多くの局面でマンツーマン守備を行っていましたが、私たちはもっとチームとして守るべきだと考えているからです』と明確な戦術変更を強調しました。アバメヤンに許した先制点については、『アバメヤンのコントロールと素晴らしい決定力を褒めるべきですが、その前にボールがフリーになっていたことは許されません。あのように簡単にパスを蹴らせてはいけなかった。引いて守る相手が背後に脅威を与えている際には、最終ラインは常にその走りに追随しなければならないのです』と厳しい口調で守備のズレを指摘しました。また、試合結果について、引き分けに終わったことに満足せず『試合が終わると様々な感情が生まれますが、それらは現実ではありません。今持っている私の感覚としては、相手のキーパーが主役だったということです。エルチェは難しいスタジアムで戦い、ゲームのほぼすべての局面で私たちが優勢でした。本来であれば勝利に値したと感じています。フットボールは結果がすべてです。スコアは引き分けであり、引き分けに終わりました。勝つに値したと言うことは、検証不可能な領域に入り込むことになります。ただ、私にとってこの試合の主役はレオ・ロマンでした。失点の場面を除けば、相手に危険なチャンスをほとんど作らせなかったと思います。私たちは戦うためにここにいます。試合をビデオで見返せば、改善すべき多くの場面が見つかるはずですが、私が求めている絶対に欠かすことのできないもの、それは競争力とインテンシティです。それらは十分に発揮されていました。残りは細かい調整の部分に過ぎません』と語り、チーム全体の仕上がりに強い自信を示しました。(via Estadio Deportivo)