55歳誕生日を迎えるエメリ監督の苦難と鬼門カンプ・ノウ

🎉 試合当日の11月3日に55歳の誕生日を迎えるアストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督にとって、FCバルセロナは指導者キャリアにおける最大の天敵(bestia negra)です。

📊 過去の対戦データは極めて残酷な数字を示しています。エメリ監督はバルセロナと通算30回対戦し、わずか3勝6分21敗(勝率10%)。これは彼のキャリアで最も多く敗北を喫した相手です。30試合で自チームが奪ったゴールは34点に対し、打ち込まれた失点は76点(1試合平均2.5失点以上)に上り、得失点差はマイナス42となっています。

🏟️ 特にカンプ・ノウでのアウェイ戦は地獄の様相を呈しています。アルメリア、バレンシア、スパルタク・モスクワ、セビージャ、PSG、ビジャレアルの6クラブを率いてカンプ・ノウを15回訪れ、成績は1勝14敗0分。引き分けすら一度もなく、12得点46失点(1試合平均3失点以上)を記録しています。

⏳ 初対戦となった2007年10月(アルメリア時代、0-2敗戦)から初勝利を挙げるまでに実に21試合(8年)を要しました。初勝利は2015年10月(セビージャ時代、2-1)。2勝目は2017年2月(PSG時代、4-0)。しかしこの大勝は、3週間後のカンプ・ノウでセルジ・ロベルトのロスタイム弾による歴史的6-1大逆転劇(la remontada)という悲劇に上書きされました。カンプ・ノウでの唯一の勝利は2022年5月(ビジャレアル時代、0-2)。しかし直近の2022年10月の対戦でも0-3で完敗を喫しています。55歳の誕生日に、この地獄のジンクスを破れるかが注目されます。(via SPORT)

ヴィラ伝説主将モーティマーが語るクライフとの死闘

📜 アストン・ヴィラの伝説的主将であり、1981年のリーグ優勝および1982年の欧州カップ制覇(バイエルンを1-0で撃破)を果たしたデニス・モーティマーが、ヨハン・クライフとの歴史的死闘を回想しています。

⚽ モーティマーは現役時代、ボビー・チャールトン、ジョージ・ベスト、フランツ・ベッケンバウアーといったフットボール史の巨星たちと対戦してきましたが、『彼らと比べてもクライフ以上の選手はいなかった』と断言します。1978年3月1日にヴィラ・パークで行われたUEFAカップ準々決勝第1戦で対峙したクライフは、まさに衝撃そのものでした。

🧠 『クライフはチームの指揮者だった。ボールを持って移動する姿はまるで宙に浮いているようだった。スピードも凄まじかったが、何よりフットボールインテリジェンスだけで相手にパニックを引き起こした。フォワード登録でありながら中盤まで自由に降りてフリーになるため、センターバックが出足を踏み出すべきか迷い、背後に広大なスペースを作ってしまう。中盤の選手がマークしに行っても近づくことすら不可能だった』と解説します。

🏆 試合はバルセロナが2-0(クライフ20分、ズビリア80分)とリードしていましたが、クライフが82分に途中交代。『彼がそのまま出ていたら負けていた』と述べる通り、ヴィラは87分にマクノート、89分にディーハンがゴールを奪い2-2の同点に追いつきました。しかし第2戦カンプ・ノウでバルセロナが2-1で勝利し、合計4-3でバルサが準決勝へ駒を進めました。その後、モーティマーは1983年1月のUEFAスーパーカップでクライフ不在のバルセロナを延長戦の末3-0で破りタイトルを獲得しています。半世紀近くが経過した今も、彼の中でクライフは史上最高の存在であり続けています。(via SPORT)