エンソ・アルベス ユースリーグ初先発で初ゴールを決めた元ブラジル代表マルセロの息子

レアル・マドリードのフベニールAに所属するフォワードのエンソ・アルベスが、UEFAユースリーグのRBライプツィヒ戦で大会初先発を果たし、チームを5-2の圧勝に導く貴重なゴールを奪った。クラブの歴史に名を残す元ブラジル代表サイドバックのマルセロを父に持つ10代のストライカーが、欧州最高峰の舞台で確かな大器の片鱗を示した格好だ。

試合は序盤からレアル・マドリードの攻撃陣が躍動し、RBライプツィヒの守備陣を圧倒する展開となった。前半25分にセカンドチームであるカスティージャ所属のアレキシス・シリアが鮮やかな先制ゴールを決めると、そのわずか直後にエンソ・アルベスが冷静にゴールネットを揺らして2-0とリードを広げた。父が偉大な左サイドバックとしてピッチを駆け抜けたのに対し、最前線を主戦場とするエンソ・アルベスは、鋭い得点感覚と高い身体能力を武器にチームの攻撃を力強く牽引している。

ところが、前半40分に相手の反撃を受けて1点を返され、2-1と1点差に詰め寄られて前半を折り返すこととなった。そこで気を引き締め直したフベニールAの選手たちは、後半開始早々にカステジョンの追加点とヤニェスのペナルティーキックにより、一気に4-1と差を広げて勝利をほぼ手中に収めた。65分にRBライプツィヒのクラピヤに失点を許して4-2となったものの、試合終盤にはマルコ・ダビド・コンパニーのアシストから、大会初出場となったアルバロ・リベラがダメ押しの5点目を叩き込んだ。終始試合の主導権を握り続けたフベニールAは、これで開幕から無傷の3連勝を達成し、グループステージ突破に向けて大きく前進している。

では、なぜ今回のゴールがこれほど大きな注目を集めているのか。それは、トップチームやカスティージャへの登竜門とされる欧州最高峰の舞台において、初先発のチャンスを即座に結果へ結びつけたからだ。偉大な父親を持つがゆえの大きな注目とプレッシャーに晒されながらも、自らの足で結果を出し続ける姿勢は、クラブ関係者やサポーターからも高く評価されている。今回の躍進は、今後のフベニールAでの定位置確保にとどまらず、上位カテゴリーであるカスティージャやトップチームへの昇格競争においても大きな追い風となるに違いない。

この活躍が意味するのは、偉大な父親の影を払拭し、一人の優秀なストライカーとして第一歩を踏み出しているということだ。今回の先発起用とゴールという実績は、単なる話題性にとどまらず、彼がレアル・マドリードの将来を担う攻撃の核として着実に階段を上っている証左と言える。(via Mundo Deportivo)