ダニ・パレホ ヘタフェCFが会長の個人保証で獲得を目指す
ヘタフェCFがビジャレアルを退団して無所属となっている37歳の元スペイン代表ミッドフィルダー、ダニ・パレホの獲得に向け、ラ・リーガの財務規定に基づく会長個人保証を用意して最終交渉を進めている。ダニ・カルバハルに続くベテラン大物の獲得により、今シーズンの国内リーグ残留争いを回避するだけでなく、欧州カンファレンスリーグ参戦を見据えた中盤の超大型補強を完了させる動きとして高い関心を集めている。
2026年6月30日にビジャレアルとの契約が満了して以降無所属となっている彼は、過去6シーズンにわたって黄色い潜水艦の不動の司令塔として中盤を支えてきた実績を誇る。選手層の過度な薄さに頭を悩ませていたホセ・ボルダラス監督は、サイドアタッカーの補強としてダニ・カルバハルを要求したのに続き、中盤でボールを落ち着かせられるゲームメイカーとして彼の獲得をクラブ上層部に強く要望した。これに応える形で行使されたクラブ幹部の動きは素早く、移籍金が発生しないフリーの好機を生かして合意を取り付けるための最終調整に入っている。
ただし、この獲得を成立させるためにはダニ・カルバハルの例と同様の手続き上の壁をクリアしなければならない。ヘタフェCFは人件費上限を超える状態にあるため、ラ・リーガの予算作成規定第92条に定められた特例措置を適用する必要がある。これは将来の増収を見込んで株主や第三者が現金デポジットや銀行保証を差し入れることで一時的に登録枠を拡大する制度であり、過去6年間の彼の高給実績を踏まえた上で、アンヘル・トーレス会長が再び自らの個人保証を提供する前提でラ・リーガ検証機関の審査を受けることになる。
なお、仮に今週中に交渉が妥結して国内リーグへの登録が完了したとしても、欧州の舞台での起用には時間的な制限が存在する。UEFAが管轄するカンファレンスリーグへの選手追加登録は冬の登録ウィンドウまで認められないため、彼が欧州戦のピッチに立てるのは早くとも1月以降となる見通しだ。そうした制約を抱えつつも、国内リーグ戦での勝ち点積み上げに向けて彼の卓越したパスセンスと展開力は不可欠であると判断されている。
つまりこの補強が意味するのは、ヘタフェCFがクラブ経営上のリスクを会長個人の責任で引き受けながら、一気にチームの戦術的クオリティを高めようとしている攻めの姿勢だ。37歳のベテランが持つゲームコントロール能力は、過密日程を戦い抜く上で欠かせないピースであり、会長の覚悟がクラブの今後の躍進を支える柱となる。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)