若き対立候補エンリケ・リケルメの影
🕴️ ペレス会長が急遽選挙を招集したのは、37歳の実業家エンリケ・リケルメという強力な対立候補を恐れたためだと見られています。リケルメはGrupo COXのオーナーであり、同社の株式75%(時価総額11億ユーロ)を保有しているため個人資産は8億ユーロを超え、最近では9つの銀行の融資と20億ドルの社債発行によりメキシコのイベルドローラを42億ドルで買収する巨額取引を成立させたばかりです。彼はパナマで中古トラック3台から事業を始め、成功を収めた人物です。
⏱️ 選挙の要件は厳しく、ソシオ歴20年のスペイン国籍で、予算の15%にあたる1億8700万ユーロの個人資産による銀行保証を提示しなければなりません。選挙のスケジュールは過酷で、5月12日の発表から翌日を起点とした10日間(5月14日〜23日)でこの巨額の保証金を用意しなければならず、誰も立候補できなければ5月24日にペレスの再選が決まります。もし立候補できても、選挙運動期間はわずか15日間で、6月7日には投票が行われます。リケルメはペレス宛の手紙で『あなたを尊敬し、あなたの経営を賞賛していますが、もし選挙を招集したいのであれば、本当の選挙が行われるように、そして最低限の時間を設けるように話し合いましょう。私が候補者になるための要件を満たしていることを思い出していただきたい』と伝えましたが、正式に出馬するかはまだ明言していません。ペレスは2021年にドーハのクラブワールドカップでリケルメと面識があり、イベルドローラ会長のイグナシオ・ガランが彼の背後にいると信じ警戒しています。(via MARCA)
バルダノらメディアからの痛烈な会長批判
📰 フロレンティーノ・ペレスの記者会見に対し、ホルヘ・バルダノがエル・パイス紙のコラム「権力はマイクを必要としない」で痛烈な批判を展開しました。バルダノは『フロレンティーノはマイクの前で怒りを示すことを楽しんでいるようだった。自身の健康状態を貶める噂に憤慨し、これまでになく公の場で姿を現した。案の定、彼のスピーチは拡散され政治問題化した』と指摘。『企業としての筋肉を誇示し、サッカーでの成功を自慢するために公の場に出ることは、これほど力のある人物にとって当惑するほどの弱さの表れである』と切り捨てました。また、ネグレイラ事件を理由に近年のリーグ戦でのバルサとの差を審判問題で片付けようとする姿勢に対しても、『事実が不十分な時に言葉で戦いに出るのは悪い考えだ』と苦言を呈しました。
🎭 さらに、ラ・セクスタの番組でのインタビューでペレスが「お祝いのメッセージしか受け取っていない」と語ったことについて、『おそらく、VIP席と引き換えに彼を現実から引き離すおべっか使いたちが彼の最大の問題だろう。誰もソシオからクラブを奪うことはない。そのために歴史、定款、そして彼自身が築き上げた偉大なマドリードが存在するのだ』と皮肉りました。他のコラムニストからも「彼には多くのペロタス(おべっか使い)がいて、ペロテーロス(名選手)が少ない」「ヴィニシウスはピッチ上でやったことでブーイングされるが、エムバペはピッチ外でやったことでブーイングされる」といった辛辣な批判が飛んでおり、ペレスの権威に傷がついています。(via SPORT)