ラ・リーガ開幕アラベス戦に向けたボルダラス監督の戦術プランとウチェ負傷に伴うスクランブル布陣の全貌

⚔ ヘタフェは8月15日(土)の19:30、アウェイのメンディソロサに乗り込み、デポルティーボ・アラベスとの新シーズン開幕戦に臨みます。この初陣は、わずか5日後に控えるヨーロッパでの大一番に向けて、チームの現状の完成度をチェックし、勝利のメンタリティをしっかりと確立するための極めて重要なテストケースとなります。

ホセ・ボルダラス監督は、この初戦に向けて、チームの代名詞とも言える強固な「5-2-2-1」のフォーメーションを適用して挑む構えですが、そのメンバー選考と戦術的な配置にはいくつかの重大な疑問と、プレシーズンにおける負傷事情による大きな制約が加わっています。

最大の戦術的な疑問符は、中盤の要としてフランス人MFマンガラを起用するのか、それともウルグアイ人DFボセリを起用するのかという選択にあります。もしボルダラス監督がボセリをスタメンに選んだ場合、ボセリを最終ラインまで下げて3バックを強固にし、これに連動する形で、本来センターバックの主力であるジェネを中盤のセンターハーフ(アンカー)へと一列上げるという、非常にフレキシブルな中盤のプロテクト戦術が予想されています。

左右のウイングバックには、右にキコ・フェメニア、左にはカンテラ出身の成長株ダビンチが配置される見込みです。

最も頭の痛い問題は、前述の通りプレシーズンのモナコ戦で右膝の靭帯に深刻な大怪我を負ったクリスタントゥス・ウチェの長期離脱です。これにより中盤から前線へのパス供給ラインの再構築が急務となっています。監督は、マリオ・マルティン、テラッツ、そしてアンドレス・ガルシアの3名をシャドーおよびインサイドハーフに並べ、彼らの素早いパスワークによって、最前線にそびえ立つ新たなターゲットマン、マルティン・サトリアーノにボールを配給する役割を授ける見込みです。新加入のウナルやモヒカが開幕戦にどこまで絡めるかも注目されます。

予想される開幕アラベス戦の先発メンバーは以下の通りです。

守護神

デイビッド・ソリア

ディフェンダー

キコ・フェメニア、アブカル、ジェネ、ロメロ、ダビンチ

ミッドフィールダー

マンガラまたはボセリ、マリオ・マルティン、テラッツ、アンドレス・ガルシア

フォワード

マルティン・サトリアーノ

ボルダラスはアウェイの厳しいピッチで自分たちのアイデンティティである強固な守備と球際の強さを徹底し、新シーズンを白星でスタートさせるための最終調整を行っています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

ヘタフェCFは、リーグ開幕戦を目前に控える中、わずか数時間の間にエネス・ウナルの劇的な古巣帰還とコロンビア代表左サイドバックのヨハン・モヒカ獲得という、2人の「即戦力エリート」を完全移籍で引き抜くという、ピッチ外における大いなる奇跡の1日を演出しました。

さらにヨーロッパへの大冒険となるカンファレンスリーグ予選の対戦相手がセルビアの強豪パルチザンに決定し、新しくなったコリセウムでのお披露目の日程も決定。

プレシーズン中のウチェの無念の大怪我という暗雲を、フロントの迅速で完璧な補強戦略によって一気に吹き飛ばしたヘタフェは、ボルダラス監督のもとで、国内、そして欧州のダブルタイトルを全力で狙うための強固な戦闘集団を完成させ、最高の興奮とともに新シーズンへ向けて走り出しました。