バルサの“スパイ”がエル・マドリガルに築いた極秘オフィス!モウリーニョ現レアル監督とビジャレアルの知られざる因縁
10月10日(土)21:00よりサンティアゴ・ベルナベウで開催されるラ・リーガ第8節レアル・マドリード対ビジャレアル戦を前に、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督とビジャレアルの間にまつわる四半世紀前の興味深い歴史的秘話が明かされました。
今夏にレアル・マドリードの指揮官へと復帰したモウリーニョ監督ですが、彼がまだ世界的な名将となる前、ルイ・ファン・ハール監督率いるFCバルセロナのアシスタントコーチ兼アナリストを務めていた1998/99シーズン(ビジャレアルにとって記念すべきクラブ史上初の1部昇格シーズン)、彼はビジャレアルの本拠地エル・マドリガル(現在のエスタディオ・デ・ラ・セラミカ)を自分の「作業オフィス」のように頻繁に訪れていました。
当時、ラ・リーガの日程の巡り合わせにより「ビジャレアルと対戦したチームが、その2週間後にバルセロナと対戦する」という対戦サイクルが形成されていました。これに着目したファン・ハール監督は、若きジョゼ・モウリーニョに対してビジャレアルの対戦相手を事前に現地でスカウティング・分析するミッションを与えたのです。ジョゼ・モウリーニョはビジャレアルのホームゲームだけでなく、アウェイ戦にも足を伸ばしてスカウティング資料を作成していました。
この熱心な訪問に対し、ビジャレアルのフェルナンド・ロイグ会長は毎試合ごとの複雑な報道・関係者パスの申請手続きを免除するため、モウリーニョ専用の年間フリーパスをプレゼントするという粋な配慮を見せました。これによりジョゼ・モウリーニョは自由にエル・マドリガルに立ち入り、ノートを広げて相手チームの分析に没頭することができたのです。
15歳の頃から父フェリックス・モウリーニョ(当時ヴィトーリア・セトゥーバル監督)のためにスカウティングレポートを作成していた彼にとって、エル・マドリガルでの分析活動は自身の指導者としてのキャリアを形成する上で極めて重要なステップとなりました。
その後、ポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリードなどで数々のタイトルを掲げ「ザ・スペシャル・ワン」と称される名将となったモウリーニョ監督ですが、10月10日の決戦は、彼が若きアナリストとしてノートを走らせた思い出の地・ビジャレアルとの特別な再会となります。 (via SPORT)
【本日の総括】
守備陣が被シュート数を減らしながらも高い枠内得点率により22試合連続失点という厳しいジンクスに直面するビジャレアルですが、下部組織ではニザール・エル・ジュミリら期待の若手が台頭しています。次節レアル・マドリード戦に向け、過去にエル・マドリガルで分析能力を磨いたモウリーニョ監督との因縁も相まって、代表ウィーク明けの激突に大きな注目が集まります。