ヒオバニ・ロ・チェルソ ベティスで出番失うアルゼンチン代表にリバープレートが熱視線
レアル・ベティスに所属する30歳のアルゼンチン代表ミッドフィルダー、ヒオバニ・ロ・チェルソに対し、母国の名門リバープレートが来年1月の獲得に向けた打診を検討しており、ベティス側も売却に応じる姿勢を見せている。昨夏は残留を強く希望したものの、今季は定位置争いに敗れて出場時間が極めて限定されており、現時点では条件付きの獲得打診に向けた動向観測の段階にある。
ロ・チェルソが置かれた苦境の背景には、チーム内での急速な立ち位置の低下と負傷の影響が存在する。昨夏、ベティスは資金確保のために1500万ユーロでの売却を模索したものの、提示額に見合うオファーが届かず、選手自身もUEFAチャンピオンズリーグ出場を目指して残留を選択した。ところが、ワールドカップ参加による合流の遅れや度重なる怪我により、今季の出場時間はわずか6分間にとどまっている。ダニ・セバロスの加入などで中盤の層が厚くなったことも響き、大手市場データサイトにおける彼の評価額は2017年のロサリオ・セントラル時代以来の最低水準となる700万ユーロまで下落した。
こうした不遇の現状を受け、母国アルゼンチンから具体的な動きが浮上している。現地有名ラジオ局の名物ジャーナリストが明かした情報によると、リバープレートはロ・チェルソの獲得を目指しており、ベティス側も市場評価額を100万ユーロ上回る800万ユーロ程度のオファーであれば交渉に応じる意向を持っているという。しかし、この移籍が成立するためには絶対的な前提条件が存在する。それはリバープレートが来季のコパ・リベルタドーレス出場権を獲得することだ。現在リバープレートは国内リーグのトルネオ・クラウスーラで9位に沈んでおり、通算順位でも10位と苦戦を強いられているため、残り6試合で巻き返しを図らなければ移籍交渉自体が立ち消えとなるリスクを抱えている。
欧州で出番を失った実力派MFが、キャリアの再起をかけて母国復帰を模索し始めている。ベティスは高給の控え選手を放出して移籍金を回収でき、一方でリバープレートには南米最高峰の舞台へ臨む決定的な補強パーツとなる。今後の焦点は、リバープレートがリベルタドーレス出場権を確保し、1月の市場でベティスが納得する800万ユーロ規模の正式オファーを提示できるかだ。(via Estadio Deportivo)