スコット・マクトミネイ ナポリとの交渉停滞でレアル・マドリードが注視

ナポリ所属で29歳のスコットランド代表MFスコット・マクトミネイは、クラブとの契約延長交渉が完全に停滞している。そのため中盤の強化を目指すレアル・マドリードが、獲得に向けた動きを関心を持って注視する状況だ。豊富な運動量と高い得点力を誇る大型MFの動向は欧州市場で注目を集めており、現在は移籍に向けた情報収集と動向観測の段階にあるという。

その背景には、レアル・マドリードが長年抱える中盤のゲーム組み立てやフィジカル面の補強ニーズが存在している。マクトミネイは純粋な司令塔タイプではないものの、卓越したフィジカルと前線への飛び出しから高い決定力を発揮するボックス・トゥ・ボックス型の選手だ。そのスタイルはフェデリコ・バルベルデの推進力とジュード・ベリンガムの得点感覚を兼ね備えた存在と評価されている。かつてマンチェスター・ユナイテッド時代に彼をトップチームに引き上げ、『私の教え子』と愛称で呼んだジョゼ・モウリーニョ監督の秘蔵っ子としても知られている。

レアル・マドリードの補強戦略において、この獲得打診は極めて合理的な一手といえる。近年はアントニオ・リュディガーやベルナルド・シウバ、イブラヒマ・コナテのように、契約状況を精査して移籍金を抑えるかフリーで獲得する戦略を成功させてきた。一方でイタリアの地元紙はナポリとの契約延長が難航していると報じ、移籍金は2500万ユーロから3000万ユーロ程度に設定されているという。プレミアリーグの複数クラブも関心を示すが、30歳以上のベテラン戦略の一環として冬や来夏の獲得機会を窺う構えだ。

この動きが示すのは、レアル・マドリードが目先の補強にとどまらず、契約問題に揺れる実力者を静かに狙い定める得意の市場戦略を継続しているということだ。つまり、ナポリとの契約交渉が破綻すれば、スペインの王者が即座に提示を行える体制を整えていることを意味する。今後の注目点は、ナポリ側が提示額を提示して引き留めに成功するか、それとも冬の市場でレアル・マドリードが具体的なオファーに踏み切るかだ。(via SPORT)