チアゴ・フェルナンデスのレバンテへのローン移籍が正式決定:買取オプションと買い戻し条項を盛り込んだ戦略的取引
ビジャレアルCFとレバンテUDは、アルゼンチン人アタッカーであるチアゴ・フェルナンデスの2026/27シーズンのローン移籍について公式合意に達しました。契約期間は1年間で、2027年夏の時点でレバンテ側が完全移籍での買い取りを選択できるオプションが含まれています。しかし、ビジャレアルは彼の将来的なポテンシャルを高く評価しており、彼に対するコントロールを完全に手放すことを望んでいません。そのため、もしレバンテが買い取りオプションを行使した場合でも、その後の移籍ウィンドウにおいてビジャレアル側が買い戻すことができる権利(買い戻しクローズ)が盛り込まれました。これは、最近行われたダニ・レケナの取引と非常に似た方針です。
この移籍の目的は、若い選手に出場機会と実戦での存在感を提供し、期待通りの成長を遂げた場合に復帰させることです。レバンテの本拠地はビラ=レアルからわずか数キロメートルの距離にあり、同じラ・リーガEAスポーツに所属しているため、国や気候の変化、生活環境への適応といったハードルがなく、すぐに馴染める環境であることが選定の決め手となりました。また、チーム編成上の事情として、ビジャレアルのトップチームに複数のEU外選手(外国籍枠)が在籍しており、彼の選手登録が極めて困難であったことも背景にあります。
チアゴ・フェルナンデスは2004年4月3日にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、現在22歳。CAベレス・サルスフィエルドの下部組織で育ち、2023年4月にトップチームデビュー。公式戦48試合に出場して6ゴール9アシストを記録しました。2026年1月にフリーエージェントとしてビジャレアルに加入し、2031年6月までの長期契約を締結しましたが、前所属チームでの怪我の影響により、デビューは1月31日までずれ込みました。その後、ギジェルモ・アルマダ監督が率いていたレアル・オビエドへローン移籍。チームは降格を避けられませんでしたが、チアゴは1部リーグで16試合に出場し、4アシストを記録しました。オビエドでのデビュー戦となったジローナ戦では決定的なアシストを供給し、チームを勝利へ導いています。
今夏のプレシーズンではイニゴ・ペレス監督のもとで存在感を示し、ベンフィカ、PSV、アル・ウラ、ランス、そしてビジャレアルでの夏のラストゲームとなったレバンテ戦に出場していました。かつてマルセリーノ・ガルシア・トラル監督のもとでもプレー機会を得ていました。レバンテでのデビューは、日曜日に行われるエスパニョールとの開幕戦(RCDEスタジアム)になる可能性が十分にあります。
レバンテのルイス・カストロ監督のもと、中盤にはケルビン・アリアガ、エンゾ・バルデリ、ダニ・セルベラ、パコ・コルテス、ジョン・アンデル・オラサガスティ、ダニエル・レケナ、オリオル・レイ、ウーゴ・ソテロ、カルロス・アルバレスといった多くのライバルが存在するためレギュラー争いは容易ではありませんが、オビエドでの好印象から出場機会が期待されています。レバンテの公式SNSなどでは『あなたの新しい家へようこそ、チアゴ!』と温かい歓迎のメッセージが送られています。(via Estadio Deportivo / SPORT)