ラミン・ヤマルの知られざる苦悩『ラ・マシアの高校では居場所がないと感じた』
わずか19歳で世界王者となり、今年10月のバロンドール授賞式で最有力候補と目されるラミン・ヤマルが、ホセ・ラモン・デ・ラ・モレーナ財団の取材に対し、自身の生い立ちと学業での葛藤を告白した。マタローの労働者階級の街ロカフェンダで育ったラミン・ヤマルは、小学校(Escola Pereanton)時代には音楽プロジェクトの一環としてトロンボーンを吹いていた。
16歳でファーストチームデビューを飾るなど異例のスピードで階段を駆け上がったが、学業との両立には人知れず悩まされていた。当初はグラノリェルスの学校に通い、その後ラ・マシア内部の高校へ転校したものの『最初の年は良かったが、2年目はマタローの仲間とは違う、別の社会的階層の人たちと一緒に授業を受けることに慣れておらず、自分の居場所ではないと感じていた。近所のパン屋や肉屋の知り合いがいるような環境から離れ、馴染めなかった』と明かした。
また、母親とのエピソードとして『ある日、母に学校には行くけれど勉強はせず午後の練習に備えると言ったら、理解してもらえず怒られた。でも最終的には僕の夢だと理解して応援してくれた』と語った。ユーロ2024期間中にノートを持ち込んで勉強し、中等教育修了資格(ESO)を取得したラミン・ヤマルだが『大学などに通うキャリアを積みたかった気持ちもあるけれど、自分はそういうタイプではなかった。でも後悔は全くない』と素直な胸の内を明かした。(via SPORT)
パウ・クバルシの謙虚すぎる覚悟『自分は作業員や給仕より優れているわけではない』
19歳にしてスペイン代表の主力としてワールドカップ優勝を果たし、FIFA大会最優秀若手選手賞を受賞したパウ・クバルシが、若くして掴んだ成功に対する自身の哲学を語った。弱冠16歳でバルサでデビューし、昨季48試合に出場、今季も5試合先発で422分をプレーしているパウ・クバルシだが『自分は建設作業員やレストランの給仕の方々より優れているわけではない。ただ、より高い給与が支払われる才能を持っていたという幸運に恵まれただけだ』と語り、極めて高い謙虚さを示した。
周囲からの過度な期待やプレッシャーに対し『20歳になってもまだ若いのだから、16歳ですべてを成し遂げる必要はない。プレッシャーは成長を助けてくれるが、それに執着して自分を精神的に壊してしまっては意味がない。プレッシャーは悪い時だけでなく良い時にも存在し、時に謙虚さを失わせることもある』と持論を展開。さらに、メンタルヘルスの重要性について『辛い時期を過ごしている時に心理セラピーを受ける必要があったとしても、それを誰かに批判されたり、恥ずかしがったりするべきではない』と力強く訴えた。(via Estadio Deportivo)