攻撃低迷の課題と批判に対するヒラルデス監督の反論

堅守を構築した一方で、その代償として攻撃面の数字が大幅に落ち込んでいる点が浮き彫りとなっています。セルタは8試合で8得点を記録していますが、そのうちの5得点はラシン・サンタンデール戦に偏っており、その他の7試合では得点力不足に直面しています。さらに、枠内シュート数は8試合で合計26本にとどまっており、これはヘタフェ、マラガ、バレンシア、レバンテに次ぐリーグ最低クラスの低水準です。

この背景には、現役ラストシーズンを迎えているキャプテンのイアゴ・アスパスの出場機会低下があります。イアゴ・アスパスが不在のピッチでは、終盤の崩しで違いを生み出せる絶対的な存在を欠いており、昨季その役割を分担していたフェル・ロペスやオスカル・ミンゲサに代わり、今季はスウェドベリ、クハイブ・ドゥリウエシュ、ジョーンズ・エル=アブデラウイ、ハビ・ルエダ、パブロ・ドゥランといった若いアタッカー陣が起用されていますが、まだ決定的な仕事を完遂するには至っていません。

ポゼッションと魅力的な攻撃を重視してきた従来のスタイルからの脱却に対しては、サポーターの一部から「ヒラルデス本来のフットボール理念から離れてしまった」という批判の声も上がっています。しかし、こうした外からの声に対し、ヒラルデス監督は真っ向から反論しています。

指揮官は『誰もが自分の思うことを考えればいい。私は自分が何者かを知っているし、自分を変えるつもりはない。フットボールは常に進化するものだ。目の前に異なる課題が生じれば、その解決策を見つけ出す努力をしなければならない。選手たちに聞いてみるといい。私たちが勝てば、みんな勇敢で美麗なフットボールだと称賛するのだから。私たちのアイデンティティは何一つ変わっていない。ネガティブな思考から抜け出し、できる限り客観的になるべきだ。ネガティブや毒性は、私たちのサポーターを代表するものではない』と毅然と主張し、チームの進化と勝利への執念に胸を張っています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ヨーロッパリーグのユヴェントス戦を目前に控え、バライードスは160ユーロの高額チケットがほぼ完売し、不正転売に厳密な法的・クラブ処分が示されるほどの熱狂に包まれています。一方でチームは、ヒラルデス監督のもとで2002/03シーズン以来となる圧巻の堅守構造を完成させ、伝統的なポゼッションから実利的な戦術へと脱皮を果たしました。攻撃陣の決定力不足やファンの賛否を抱えつつも、指揮官は自身のアイデンティティと結果への進化を力強く訴えており、欧州とラ・リーガの過密日程に向けた準備を整えています。