マラガを解体した『中央スクエア』と戦術の妙

マラガ戦で5ゴールを奪い大勝を収めた背景には、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督の緻密な戦術アプローチと、それをピッチ上で体現したミッドフィルダー陣の躍動があった。

マラガは直前の試合まで1トップの4-1-4-1を採用していたが、この試合ではキックオフ直前に2トップの4-4-2へと変更し、前線から高いプレッシャーを仕掛けてきた。マタラッツォ監督はこの変更に対して慌てることなく、2ボランチと2メディアルーナ(インサイドハーフ)で形成する『中央スクエア』の配置を維持。相手の中盤4人をダイヤモンド型に押し広げさせることで中央に広大なスペースを生み出し、マラガのアンカーであるイザンを孤立させる作戦を遂行した。

この作戦を完璧に実行したのが、ボランチでコンビを組んだジョン・ゴロッチャテギとカルロス・ソレルだ。負傷離脱中のヤンジェル・エレーラとは異なる技術的しなやかさと高い判断力を発揮し、リスクのある狭いエリアでもテンポ良くボールを動かして前線のキーマンへボールを供給し続けた。さらにフォワードのオルリ・オスカルソンが中盤まで落ちて相手のマークを混乱させたことも効果的に作用した。

チームの4点目となったミケル・オヤルサバルのゴールは、自陣ゴールから70メートルも離れた相手ハイエリアでジョン・マルティンが仕掛けた鋭い出足のプレスが起点となった。戦術的な噛み合わせと個々の連動性が完璧に合致した勝利となった。(via NoticiasDeGipuzkoa)